断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「セミの音に残る「戦禍」 隅田公園、なぜか一種類のみ」- 困ったニュースだ。
http://www.asahi.com/national/update/0813/TKY200908130164.html
子供のころ、近所(江戸川区)にいるセミは圧倒的にアブラゼミで、わずかにニイニイゼミツクツクボウシが見られる程度だった。しかし10年ほど前から、それまで全く見られなかったミンミンゼミが見られるようになって、大きな公園以外、ニイニイゼミツクツクボウシはほとんど姿を消した。それからミンミンゼミの勢力はますます強まって、いまでは埋立地にもミンミンゼミが進出して(造成から20年以上経っていたので、樹木の移動によるものではない)、場所によってはアブラゼミと半々程度に見られるようになった。都心の海沿いの公園では、ミンミンゼミのほうが圧倒的に多い。しかしミンミンゼミは、普通になったとはいえ、アブラゼミよりも局所的である。おそらく幼虫の好む環境の範囲が狭いのだろう。この記事では、戦禍で墨田区隅田公園のセミが一度いなくなって、それ以降、移動能力の高いアブラゼミしか進出できていないという論調である。しかし、もともといなかった場所にどんどん進出している状況を考えると、ミンミンゼミの移動能力がそんなに低いはずはない。単純に、その公園の環境が、アブラゼミ以外のセミに適していないのだろう。

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旅券の期限が年明け2月なので、更新しようと考えた。古い旅券以外に何か証明が必要かもしれないと思い、福岡県のHPを流し読みして、申請書の記載内容と一致する免許証があるとよいということがわかった。ところが免許証の住所が東京のままなので、まずは今宿の警察署へ出向いて、住所の変更を行った。それから姪浜駅で証明写真を撮り、念のために保険証も持って、天神のパスポートセンターへ行く。順番がまわってきて、「本籍の番地まで記入をお願いします」と言われる。しかし「神田佐久間町2・・」でその先がわからない。実家に電話するが、母親も忘れたというので、あやふやなまま書いてみる。「これって間違ってたらいけないんですか?」と訊くと、「いえ、こちらでは調べませんので、記載通りに登録されます」とのこと。なお、古い旅券があればすべての証明になり、免許証も保険証も要らなかった。旅券は21日にできるらしく、以前ように引き換え葉書が届いてから行くのかと思ったら、その場で引換証を渡された。めでたしめでたし。それにしても、福岡のお役所はどこも親切で、前にも言ったが、以前にいた北海道とは全然雰囲気が違う。
土地柄に関連して今日の「人生案内」は面白かった。前から常々思っていたが、関西は独立国家にすべきだと思う。というのは冗談で、私は関西なら住める気がする。北の方よりは好きだ。
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20090814-OYT8T00249.htm