断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

9時に起床。田中君とトムヤムラーメンを作り、吉村さんを起こす。
昨晩のビームライトと崖の下の蛍光灯トラップの成果を確認する。残念ながらネジレバネは入っていなかった。
それから崖の上の蛍光灯トラップの回収に行く。条件が良かったのだろう、大変な虫の量だった。信じがたいことだが、12ワットの蛍光灯1晩で、100種以上の甲虫が入っていた。残念ながらこちらにもネジレバネはいなかった。

昼はマンゴスチンとバナナを食べる。このマンゴスチンもすばらしい。

前回に子猫だったネコが妊娠していた。タマヤスデを与えると面白そうに転がして遊んでいた。



16時半より私のFITの回収に出かける。30基もあるが田中君と2人であっという間に終わった。途中で雨が降り出す。
宿舎に戻り、田中君に分け前の糞虫OnthophagusSynapsisParagymnopleurusなどを抜いてもらう。どれもすでに多数採集しており、十分な標本がある。今回はアカマダラセンチコガネやキボシセンチコガネが多かった。しかしその他の虫で興味深いものは、軽く見た限り見つからなかった。
夕飯は残りの缶詰を使い切るため、野菜炒めのカレー缶和えと野菜炒めのサバ缶和えの2品を作った。
今日も他大学の学生大勢が研修に来ている。
21時近くに雨が止んだので、田中君と散策がてら蛍光灯トラップの点灯にでかけた。これで今回持ってきた電池を使い切ることができた。例の立ち枯れには虫が多い。雨で道がぬかるんでおり、崖の上に這い上がるのに往生した。昨日のハサミムシの群れは今日は見られなかった。
それから宿舎で荷物を減らして川沿いを散策する。ゴキブリゴミムシやゴミムシダマシ、マンマルコガネ、クロツヤムシを採集しながら歩く。途中のヤシの切り株で田中君が大きなネブトクワガタを採集した。悔しい。私は切り株の発酵した部分からハネカクシを採集した。
23時に宿舎に戻り、明日の帰国へ向けた片付けを少しする。