断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

7時に起きて、自宅でメールの仕事を済ませ、昼近くに大学へ着いた。
安藤さんに来てもらいFITの作成を手伝ってもらう(バイト)。1時間かかって30基を完成させる。16日からの遠征には15基持っていく予定。地域によっては現地に棄ててくるが、作るのが面倒なことが改めてよくわかったので、今回からは素直に持ち帰ろうと思う。
宿泊予定のヒュッテが原住民とレンジャーの抗争で燃えてしまったそうで、急いでテントを注文した。抗争は昨年の7月のことで、すでに解決したとのことだった。初めて行く国は一味違う。
某跳ねる虫の博士論文の副査となっているので、今日はその審査表を書き終えた。副査は初めてなので、はっきり申し上げて何を書いて良いのかわからず、「こんなんでいいのでしょうか」と主査の先生に見ていただくことにした。年明けから読み始めたが、びっくりするほどの力作で、面白く、かなり長いもの(生態なのに200頁弱)だったが、あっという間に読み終えた。写真と動物との会話だけが特技かと思っていたら、文章力も論文書きの能力も高いようだ。こういう人がPDに残れなかったら困る。一緒に採集に行けない私も困る。