断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

3年生が標本作成のアルバイトに来て「二日酔いで手がまめらん」と言っていたので、「まめらない」とはどういう意味かと聞いたところ、実家(行橋市)では「うまく動かない」という場合に使うそうだ。調べると、長崎や熊本、福岡の一部で使われている。本人は方言だとは思っていなかった。
月刊むしの「甲虫界」の準備を昨日から始めた。回顧記事にはほかに「トンボ界」、「蝶界」、「蛾界」がある。今年から「蝶界」を矢後さんと永幡さんが書くことになり、「蛾界」を神保君が書いていることから、「トンボ界」を除いて執筆者が若手に置き換わったことになる。それにしてもかなり大変な作業だ。国際的な研究、主要な出版物、国産種の新タクサ・新結合・新記録、学会賞あたりをまとめる予定にしている。国産種の拾い出しは山本君にバイト代を払ってお願いした。他に書くべきものが多いので、あまりやる気が起きない。そんな気持ちで書くから偉いセンセイに叱られるのかも。