断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は午前中は会議、午後はゼミ、打ち合わせ等で、慌ただしかった。
首を長くして待っていたツノゼミの長い論文(本)が届いた。想像以上にすごい論文で驚いた。何より驚いたのは1亜科の属や族の検討なのだが、ほとんどすべての標本がスミソニアン研究所の収蔵品に基づいており、アフリカや東南アジアの属もほとんど揃っていること。このように、欧米の博物館では一つの収蔵庫に全世界の材料がそろっていることがある。
Matthew S Wallace & Lewis L Deitz (2004) Phylogeny and systematics of the treehopper subfamily Centrotinae (Hemiptera: Membracidae). New York: Associated Publishers.

今日は4年生に八重山のキバナガミズギワゴミムシの大量の標本を作ってもらった。長らく冷凍しておいたら乾いてしまって、展足できなくなっていた・・・。