断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中の博物館の宿泊所をチェックアウトするが、荷物はそのまま置かせてもらい、研究を開始する。バカンスから戻ったクッコドーロさんという甲虫研究者に挨拶。7年前にここに来た時にお世話になった。実はその時に借りた標本を借りっぱなしなのだが、そのことを詫びると、「15年も20年も借りている人もたくさんいるから、気にするな」とのこと。
12時にホテルに荷物を運ぶ。昨日と同じおばさんと筆談。エレベーターは手動開閉、全体に恐ろしく古いが、広くて素敵な部屋だった。冷蔵庫はないが、ポットはあった。


昼食は近くのピッツェリアへ博物館の人たちと食事でかけた。ローストビーフてんこ盛りの豪華な食事だった。一人はコウモリの研究者で、2年前に国際哺乳類学会で北海道に来て、知床をまわったという。冬に再訪して鳥を観察したいと話していた。また、日本で傘のことをコウモリと呼ぶことを知っていた。
夕飯はCoopでポテトグラタンを買った。
古いホテルなのだが、壁が薄い。隣でアベック(フランス語圏なので)が大喧嘩して、泣いたり、変な声を出したり、大変なことになっているのが筒抜け。
バスタブがあり、大喜びでお湯を入れたのだが、水が茶色かった。しかも栓を抜いたら、バスタブの基部のタイルから水が噴き出した。一気に水を抜くと圧力に耐えきれないようで、少しずつ水を抜いた。バスタブの外に排水溝がないので、拭くのが大変だった。
まあ、これらことを差し引いても素敵なホテルである。