断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日も朝から実験。COIのプライマーが偽遺伝子を拾ってしまうので、速度の速い領域としてCytbを使うことにした。短いけど良く増え、ひとまず安心。しかし3つほど、これは欲しいと思っていたものが抜けた。明日再挑戦。
久々の実験で、こちらも学生に教える手前から、いろいろと確かめたい疑問が湧いてきた。そこで科博時代に世話になった星野さんに電話して「科博の流儀」について質問した。こちらではサイバーセーフというゲル染色剤を使っているのだが、染まり具合がいま一つなのが気になっている。いろいろ見直すことがありそうだ。
午後から鹿児島大学の河野君が来た。フライトインターセプショントラップ(FIT)の収穫物のソーティングをしてもらい、こちらは古い標本箱を差し上げることになっている。快調に進んでいる。河野君は学部2年生で、いろんな虫に詳しい。とりあえずミーハーな甲虫は卒業したという早熟さ。