断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝起きて、小松君とジョーとBatu 19という村へ出かける。細石君は昨日の疲れと車良いから体調を崩しているので、今日はお休み。
道路を走っているとドリアンが売っているではないか。早速、車を止め、大きめのを1つ300円で購入する。早速割ってもらい、久々のドリアンに舌鼓を打つ。ジョーは初めてだそうだが、美味しいと言っていた。
Batu 19では自分の糞のトラップを仕掛け、その後、ヒメサスライアリを探す。ようやく行列を見つけるが、狩りの行列で、巣は藪の中でダメだった。無念。
探す間、村人にハグロゼミの写真を見せて、採ってきて欲しいと頼んだら、なんと1分もしないうちに採ってきてくれた。ハグロゼミは毒蝉と言われ、つかむとテントウムシと同じにおいがする。
ジョーは土壌の採集。小松君はアオサンゴヘビがヒメヘビを呑み込んでいるのを見つけて狂喜していた。
小松君がつる性のコショウ属Piperの一種にヤギツノゼミの仲間Telingana sp.を見つけた。美しい種で感激。

夜は中華店でスチームボート(鍋)を食べる。これも小松君の好物。
それからジョーがライトトラップをやりたいというので、小松君と3人でヤサール山に登りに行く。私は途中まで見送って、宿に戻り、細石君とカフェでメール作業をする。
22時過ぎに小松君が先に戻る。ところが相部屋のジョーが鍵を持っているという。イライラする小松君に、「きっとジョーが帰るのは明日だよ。あしたのジョー」と言っても笑わない。
小松君とジョーの部屋を見ると、ドアの横に窓がついている。そこから手を入れると難なく鍵を開けることができた。鍵の意味は無かった。