断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日はマラヤ大のモイゼさんが来て、われわれをFRIM(Forest Research Institute Malaysia)に連れて行ってくれることになった。12時ごろに宿舎に到着し、それから彼の住んでいるマラヤ大の宿舎に寄り、彼が何かをしている間、そこにいたマラヤ大の先生方とお話しした。薬草に詳しい人がいて、いろんな植物を「試食」させてくれたが、どれも苦いこと苦いこと。
それから彼の通っているフィットネスジムと同じ建物にあるレストランで食事し、ついでに(なぜか)フィットネスジムを見学する。小松君の長靴が泥だらけで、こぎれいなジムの階段や床に泥の塊がたくさん落ちた。その後ようやくFRIMに到着する。
予想以上にすばらしい森が広大に広がっており、3人でびっくりする。とにかく高木がびっしり生えている。今回は調査許可がないので、指をくわえて虫を眺めるだけにした。虫全般に季節外れだが、高いところに大型のルリタマムシやカミキリが飛んでいるのを見かけた。来年はここで調査しようと決めた。
モイゼさんはジャイアンに似ているが、きめ細やかで親切な人だった。今日も着くなり、「ジャポーーーン!」と大声で叫んでわれわれを驚かせ、いつも常に笑っていた。フレンチギアナ生まれのフランス人で、マレーシアに住んで14年になるという。フレンチギアナの許可もいつでも取ってくれるとのことで、心強い。

17時ごろに宿舎に帰着。今日もよく歩いた・・・。
夕飯は野菜のサンバルいためを作った。