断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

怒涛の書類作成で気付いたら夕方。それから金尾君と修論と投稿論文の相談。金尾君の修論は私の出国に間に合わないことに。弘岡君の修論も見終わらずに出発になりそうだ。たっくんゴメン。
それから標本の計測や記載を進める。空腹が限界に達した22時前になんとか終了した。下位同物異名になっている種があって、タイプ標本を比較して、なんとなく上位同物異名の種と違うなぁと思ってじっくり眺めていたら、計測比(頭幅と前胸幅)が明らかに違った。1.8倍と1.9倍の違いだけど、雰囲気はずいぶん違う。それから他の部分も結構違うことがわかり、かくして(めでたく)その種は復活(species revivisco)となるのであった。
明日標本を返送の予定。忙しかったが、久々に標本を見て、気分の良い1日だった。
帰りの電車で本谷有希子の「生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)」を読了。虚脱感を伴う激しい展開に目が離せない。

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エクアドルで見つけたカエル。トカゲや鳥の糞に擬態しているんだと思う。