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昨晩はすごい雪だった。終電に乗って帰ったのだが、電車が8分遅れていた。乗り遅れそうだった人は幸運だっただろう。
タイで使用するアンモニア水、タトウの綿、わら半紙などが届いた。タトウの綿にはスズランの脱脂綿(カット綿8X16)が良いと聞いていたが、たしかに良い。爪がひっかかりにくいようだ。
http://www.suzuran-corp.co.jp/e_cutmen.html
今日は閏日で、一日得する日だった。この1日は貴重。また今日は、安松京三先生の誕生日だそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E6%9D%BE%E4%BA%AC%E4%B8%89
午後にマリンワールドの高田館長がお見えになって、新たに私が委員となった「アジア地域動物園教育担当者会議」と「人文系と自然系博物館との連携」実行委員会のご説明を受けた。短時間の説明にわざわざお越しいただいたのには恐縮したが、誰かに何かを頼むときにはこういう姿勢が大切なんだなと改めて勉強させていただいた。
2005年くらいに亀澤さんと神栖市高浜というところににでかけて、そこで湿地性のハネカクシを採集したのだが、亀澤さんがその虫をよく見たら日本初記録属のすごいものだった。今日はそれを解剖して少し絵を描いた。2人で話していたのだが、どうしてそこに出かけたのか、まったく記憶がない。2人の記憶をまとめると、1)ゲンゴロウ屋の人に連れて行ってもらった、2)タヌキの死体からオニヒラタシデムシを採った、3)枯れたアシ原を踏みつけてハネカクシを採った、4)野犬がたくさんいた、5)昼食を三人でひどくつまらなそうにボソボソ食べた。そこを訪れた動機となる情報は思い出せなかった。採れた数が少ないので、再び行ってみたいものだ。
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好白蟻性クロバネキノコバエの論文が出た。羽化したばかりのときは翅が十分にあり、シロアリの巣に入って翅を切り落とすと推察された。PDFの欲しい方は勇気を振り絞ってメールください。
Sutou, M., Maruyama, M., Komatsu, T. & Kanao, T. 2012. Discovery of a remarkable new species of black fungus gnat (Diptera, Sciaridae) from termite nests in Malaysia. Journal of Natural History, 46: 969-978.
李徴撮影
2007年に私と小松君が見つけた。見た瞬間に「なんじゃこりゃぁ!」と叫んで、小松君に撮影するよう命じた(偉そう)。最初はタマバエかなと思ったが、あとでやっぱりクロバネキノコバエじゃないかと思い、専門家の須島さんに送った。ノミバエのような高等なハエで好白蟻性は珍しくないが、キノコバエのような原始的なハエの仲間では異例の発見。
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