断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

久々の日記。
昼前から大学へ。溜まった書類などを片付ける。
夕方からツノゼミの標本を150頭ほど作成した。初顔の種や属がいくつかあり、思わず23時過ぎまで見入ってしまった。
帰りの電車で永井荷風の「深川の唄」を読む。あまりの文章の美しさに夢中になってしまった。岩波文庫で読むべき文章だが、青空文庫にあったので紹介しておく。当時の東京の街並みが浮かび上がるような描写であることは言うまでもないが、われわれにとってただ慌ただしく、虚しく過ぎ去ってしまう一日の、本当の長さを教えてくれる。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/50557_40538.html