断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

現在、「日本産ハネカクシ科総目録」というのを作っており、ハネカクシ研究者10人の共著で、全種に和名をつけ、詳しい分布記録をまとめる作業が進められている。柴田泰利さんが大枠を作り、各亜科の専門家が訂正を行い、和名を新称した。私は全体の編集を行った。図鑑と並行して進めており、ようやく私の手を離れた。3000種近くあるので、体裁を揃えるだけでも結構大変だった。18日に入校し、おそらく来月出版の予定。

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良く寝たのでだいぶ風邪はよくなったが、くしゃみが出る。くしゃみをすると脳味噌が頭骨のなかで揺れる感じがする。
今日から三連休だが、原稿のために出勤することにする。今日も金尾君が来ていた。がんばっている。
相変わらず宮本輝をよく読んでいる。ベトナムに「避暑地の猫 (講談社文庫)」と「私たちが好きだったこと (新潮文庫)」持って行って読んだ。前者はあまりにも衝撃的だった。後者はやさしさと甘さというものについて考えさせられるものだった。西村何某の「苦役列車」も読んだが、文章も内容も全く読むに値しない内容。いや、内容は少し面白いかもしれないが、不用意に体言止めを連発するあたり、中二病極まれり。
中二病といえば、小松君がその病を自称しているが、そうでもないと思う。中二病の総合的な症状として、格好つけて空回りしているということがあるが、小松君は最初から格好つけてないからである。