断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日から林さんがお見えになり、あちこち連れて行っていただくことにした。
まずは公園入り口でタマムシを探すが、高いところを飛んでいるのを見つけただけで、文字通りまったく手が届かなかった。
それからゾウの糞をひっくり返してまわるが、昼間にとても暑くなる(連日、昼間は40℃近い)ので、どの糞も石のごとく堅く、まったく糞虫の気配がなかった。
それから、展示用の蝶を採集したり、川のなかを網であさったりして、虫を探す。今回はヒメドロムシをかなり探したのだが、11月に20種以上採れたのに、まったく気配がなかった。3月もだめだった。4月の暑気には非常に水が少なくなるので、ここではこの時期から水が増え、秋にかけて水生昆虫の個体数が増すのかもしれない。
灯火採集をやっている間、小松君がアリの巣を探して、ヒゲブトオサムシを探してきてくれた。私も毎晩、森のなかを徘徊しているが、今回はどういうわけか主目的のヒメサスライアリがなかなか見つからない・・・。