断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

他人の夢の話しほどつまらないものはないと言うが・・・。最近は夢で何かに遅れそうになって走る夢をよく見る。しかも夢のなかで走るときには、必ず粘性の高い水のなかで走るような感覚で、前に進みたくてもなかなか進めない。余計に疲れ、苛立ちが募る。こういう夢を見る理由ははっきりしていて、先日のペルーで3回も飛行機に乗り遅れそうになって、走って走って駆け込み搭乗したからである。その先の細かな乗り継ぎも決まっているので、1つ乗り遅れたらすべての予定が狂ってしまうし(おまけに連絡の取りにくい他人を待たせてしまう)、何よりチケットを買い直す必要があるので(同系列会社であれば問題ないのだが)、乗り遅れそうになるたびに胃が痛くなるような思いを味わった。
今日はいろいろな事務作業や標本発送などを行った。レッドデータブックはいくつかの種で執筆の迷いがあったのだが、助けて下さる方が現れた。大幅に状況が改善した。
最近は標本整理・作成の学生さんが3人もいて大助かり。1人に香川の藤本先生が採集してくれたヒゲブトハネカクシの作成をお願いしているのだが、香川県の地名は難読地名ばかりで、ネットで調べながらローマ字ラベルを作ってもらっている。日本語のままというテもあるけど、おそらく外人が調べるのは不可能であろうというくらいに難しい。
もう晩秋の空気になっている。近所のマツムシは生き残りが最後の声を振り絞って鳴いている。エンマコオロギは完全に終わったようだ。