断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

8時からボゴールの入国管理局へ行く。今回は科学省の誤りで、調査者全員に4か月ビザが出てしまった。長ければよいわけではなく、この長期ビザには余計な手続きが2つ加わる。1つは写真撮影を含む滞在帳の発行、もう1つは帰国1週間前までに行う帰国手続きである。今日はここですんなり書類を提出できるはずだったが、2日前(月曜から)制度が変わり、宿泊地の長からの滞在証明書が必要となってしまった。それで、車であちこちをめぐったのだが、誰もつかまらず、申請は明日へ先延ばしになってしまった。書類提出後に審査があり、それから写真撮影を経て、初めて別の場所に移動することができる。来週初めにスマトラのパダンに渡る予定だが、予定はずれ込みそうだ。
それから再びジャカルタへ行き、警察省で許可証を受け取った。

チビノンの博物館でツノゼミの標本を見る。Funkhouserなどの著名な学者の同定標本にも誤りがあり、ツノゼミの分類の混沌状態を改めて知った。それにしてもここの収蔵庫は立派。日本政府(JICA)作ったものだが、国立科学博物館に匹敵する広さがある。

17時過ぎにホテルに戻り、18時半から近くのレストランで夕食を食べた。オスフロネームスグラミーの唐揚げが絶品だった。