断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

夕方までににいろいろな雑用を済ませ、それひさびさの絵描き。ひさびさなので線が震えるかと思ったが、もう体が覚えているのか、案外うまくできた。以前は長い毛を描くときには雲型定規を使っていたが、最近ではそれを使わずにスルルっと線が引けるようになった。自分で言うのもなんだけど、15年やってようやく身につく技かもしれない。また、ペンはロトリングの3号のみ。1本あれば実はさまざまな太さの線が引ける。これも訓練が必要。
最近は写真で済ませてしまう人もいるけど、絵は必要な部分を抽出し、要らない部分を捨てることができるので、いわば絵自体が形態を説明する役割を持つ。また、描きながら構造を理解できるので、絵を描くという作業自体が大切である。とくに若い人は絶対に絵を描いたほうがいい。その間に見えてくる新知見はとても多い。