断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ある日

カンボジアでの取材はゆっくりと進んでいる感じ。「ダーウィンが来た」を1本作るのに、どれだけの手間と時間がかかっているのか、今回の旅行で十分すぎるほど実感できた。こんど見るときにはお祈りでもしてから見たいと思う。

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撮影の合間に少し遊んでいる。

一昨日から茶坊主が来て、昨日は少し一緒に採集した。

Termitotrox cupidoと久しぶりの再会。世界最小のコガネムシだけに、小さい・・・。確認するときに無意識にメガネをはずす自分に老眼の予兆を感じた。

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茶坊主。

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当たり前(!!)だが、釣竿を持ってきているので、釣りをした。これはスラスランという王様のお風呂で釣った素敵な魚、ナンダス科のPristolepis fasciata

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柿添先生が牛フンをほじっているところを、何か汚いものを見る顔で見る運転手。

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夜は町の近くの水田で行われている食用昆虫を採るための灯火採集を見に出かけた。ただ、2週間も雨が降っておらず、虫が少ないため、ほとんどの場所で点灯していなかった。

ようやく2か所見つけ、そこを覗いてみたところ、たしかに虫は少ないが、ケラやコガタノゲンゴロウが来ていた。水を張って、そこに落ちた虫を捕まえるそうだ。

コガタノゲンゴロウをもらっていいかと訊いたところ、「これはいらない。もっと大きいゲンゴロウは食用にする」と聞いて興奮した。(フチトリゲンゴロウかヒメフチトリゲンゴロウであるため。)

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