断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

届いたもの

朝からパソコンを立ち上げ、いちばん最初の発表に使うパワーポイントを仕上げる。それを印刷し、行きの電車でせりふを考えつつ練習した。時計を見なくても時間の頃合がわかるのがいい。

ポストを見たら、木野村先生から郵便物が届いていた。お願いしていたミナミキイロケアリだ。これで日本産ケアリで系統解析に含めていないものはミヤマアメイロケアリとヒメトビイロケアリの2種のみを残すところとなった。どちらも気になる存在ではある。

それと一緒に、非常に顕著な、見たことのないケアリが入っていた。トビイロケアリに似るが、色が薄く、日本産の他のケアリにはない色彩をしている。そもそも、トビイロケアリでは考えられないくらい高標高地で採集されていた。解析に加えなければ確信できないが、もしかしたら新種かもしれない。少し興奮した。