断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は博物館見学の予定だったが、風邪をしっかり治したく、一人で部屋で休んだ。雨も降っているし、やることがないので、原稿を書いていたら、結構進んだ。 昼は美味しい学生食堂で、ナマズ(ヒレナマズ)のから揚げの甘酢あんかけのようなものと、鶏肉を甘…

朝起きると、増子さんが「ほとんど眠れなかったよ。おれ、今晩からホテルに泊まるよ」とのこと。賢明なご判断です。 これからの期間中はすべての食事を大会側で準備してくれるという。だから朝食も大会会場で取るので、7時半に寮を出発する。言い換えれば、…

昨晩は一晩中雨が降り、かなり冷え込んだが、念のために毛布を持ってきていたので助かった。目覚めると、ほかの人たちはシーツをかぶって寝ている。 トラップを見回るが、雨の影響はないようだった。 今晩からANeTのセッションが始まるので、KLへ戻る。10時…

今日は学会前の採集である。朝の9時半にロスリーさんからホテルに電話があり、10時に来てくださった。今回の学会を仕切られているのに、こちらの採集のアレンジまでしていただいて、大変恐縮してしまう。タクシーを2台呼び、ロスリーさんがその運転手に場所…

いよいよ出発。13時半発の便なので、12時に空港で同行の小松君と待ち合わせをした。荷物の重さがスーツケースだけで33kgもあり、空港までの道のりが思いやられたが、新しいスーツケースは車輪が軽やかで、意外なほどに楽だった。小松君とは無事に合流でき、…

明日からマレーシア!!13:30発。 まだまだ仕事は残っているが、思い切り遊んでこよう。まずは飛行機の中でビールを飲んで、昼寝。着いたら、空港で兵庫県博の橋本さんと待ち合わせし、ホテルで九大勢と合流。一緒に中華料理屋でカニを食べる予定。それだけ…

「カイアシ類学入門―水中の小さな巨人たちの世界: 長沢 和也 著」 ある方から頂いた。前から気にはなっていたが、値段を見てなかなか手を出さなかった。 感想は非常に面白かった。カイアシ類という原始的な甲殻類が、地球上でこれほどまでに多様化し、生態的…

サッポロの吉富さんからアリヅカウンカという昆虫を大量に送ってもらった。アリヅカウンカ科に属し、科レベルでアリとの共生関係が知られるが、日本産種については何も生態がわかっていない。おそらく、幼虫がアリの巣の中で植物の根の汁を吸うのだろうが、…

やっぱり月曜は忙しかった。金土日とメールが100通以上来ており、そのうち50通余りに返信した。それだけで一仕事。しかし、毎日マメに返信しないと、あっという間に未返信のメールが溜まってしまい、いくつかはうっかり忘れてしまったりする。長文の返信が必…

昨日は埼玉大で開かれた日本昆虫分類学会の第8回大会に参加してきた。午後から発表を見て、夕方に懇親会に出て、そのあと主催の林先生の教室で2次会に参加し、終電ギリギリで帰ってきた。驚いたことに、数人の方はそのまま教室に泊まるみたいだった。参加者…

それにしても、全く新しい分類群を始めるというのは、なにもかも新鮮で楽しい。しかし日本では、一分類学者が様々な分類群に幅広く手を伸ばすのはあまりいい目で見られないし、実際にそういう人は稀有な存在である。その理由は、専門の分類群の研究が疎かに…

西から公募落選の知らせ。今回は某地方国立大の助教授公募で、面接(最後の3人)までいっただけに、少し残念。「少し」というのは、面接に行った時点で手応えがなかったからである。しかし、ある程度評価され、そこまで辿り着いたことを今後の励みみしたい。…

ついでに、自分の業績に今までに設立した新分類群の一覧を加えた。さらにオマケとして、自分の名前のついた虫の一覧も作った。「新種に自分の名前がつく」というのは子供のときからの夢だった。だから常に感謝したいと思っている。しかし、数が増えてくると…

風邪が長引いている。先週末から調子がよくないが、それでも仕事は少しずつ進んでいる。今日は蟻類研究会のHP作成を行い、なんとか大枠だけは出来上がった。あとは文章で埋めていくのみ。 そういえば、この日記にはアクセスログが付いていて、どこから訪問…

「蟻」の編集の最終チェックと、出版論文(Pella属の論文で、科博のモノグラフシリーズに出版予定)の手直しをした。この論文の出版ページ数は300を超えそうなくらいあるので、見直すのも一苦労。これから年明け早々の出版に向け、見直しの繰り返しが続く。 …

南国から封筒が届く。これはションボリな発表だった。発表といえば、いまはちょうど学振の発表の季節だが、科博の院生や自分の知るポスドクなどに良い話しを聞かない…。