断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なんだかこの1週間はバタバタだった。 今日は弘岡君と英彦山にアリスアブを採りにいった。しかし時期尚早で、来週あたりに行けばもっと採れそうな感じだった。 英彦山の交番の前にある「やなぎや」で「だご汁」を食べた。いろんな野菜が入っていて、量もたっ…

今日は代休を取ってゆっくりすることにした(朝の時点では)。普通の人は休みの日に採集に行くものだが、今回のように採集が仕事の場合には、休日に採集に出掛けると代休を取る必要がある。そんな必要は個人的には全くないのだが、たしかに疲れているので、…

激しい雨と猛烈な風の音で目覚める。市房山は傘をさしながら登れるような山ではないので、しばらく様子を見て諦めることにした。カッパを着ればよいと思うかもしれないが、石の下のアリの巣を観察するには、傘がないと巣の中に水滴が落ちて、採集にならない…

雨がなかなか止まない。9時ごろに科博の野村さんに聞いたアリヅカムシの採集地へ向かう。私の目的はヤマトヒゲブトアリヅカムシDiartiger spinipesという熊本県と宮崎県の山地帯の固有種。 傘をさしながらの採集で、コヤマトのほうはポツポツと見つかるが、…

朝、ジョー、小松、金尾と私の4人は大学に集合し、レンタカーを借りて、英彦山へ向かった。途中、温泉のレストランで昼食を食べ、まずは青年の家の付近にある草原に行く。あいにくの小雨。 ジョーの目的はコヤマトヒゲブトアリヅカムシDiartiger fossulatus…

昼前にホームセンターに行き、吸虫管作成用のアルミパイプとシリコンチューブ、熱帯魚(ラスボラ)や球切れした水槽の蛍光灯を買った。ついでにテントウムシのガチャガチャをやってみて、ウンモンテントウとナミテントウが出た。 なんだか体調が悪いので、病…

ジュネーブのメルツさんに頼まれた日本茶を購入。独り暮らしなので、50g梱包が良いと言われたので、その通りにし、鹿児島の新茶、静岡の煎茶、八女の煎茶、玄米茶、ほうじ茶を選んだ。 明日から在米イギリス人のジョセフパーカー氏がアリヅカムシを採りに来…

昼の便で福岡へ戻る。 部屋の引越しの続き。一人では無理だろうと思っていた棚だが、なんとかなった。電話も無事に開通。 糸島市から夏休みの昆虫教室の依頼があった。7月下旬開催の予定。カブトムシやクワガタの採れる雑木林の捜索を依頼した。 夕方に藤野…

新宿界隈で本出版の打ち合わせが続けて2件あった。 1件目は原稿の進行状況の報告と内容の相談だった。まずは「日よし」でカツオのたたき定食を食べて、「らんぶる」で打ち合わせをした。「日よし」は2回目だが、すごく良い店。ふぐ料理なので、夜はお財布の…

起きるのがつらかった。今日も朝から部屋の引越しで、昼過ぎから金尾君と弘岡君に来てもらった。おかげで9割8分終わった感じ。新1年生の柿なんとか君も少し手伝ってくれた。 しかし全身的にしんどい。夜は金尾君と弘岡君と焼肉屋に行った。久々の焼肉はおい…

日曜から部屋の引越しを開始した。今日で2日目。日曜は金尾君に手伝ってもらい、今日は金尾君に加え、山本さんにも来てもらった。本、標本棚、水槽など主要なものが終わったので、あとは細々としたものになるが、すでに酷い筋肉痛である。明日は金尾君と弘岡…

不在中に荒れ放題だった畑を「開墾」した。とくにナガミヒナゲシが非常に元気に育っていた。おかげでタマネギが不作。周辺の花壇では(花がきれいなので)わざと放置してあるし、草刈りのおじさんもなぜか避けてこの植物を残す。そこから種が飛散する限り、…

昨日は深夜まで博物館のDVD作成の撮影に付き合った。8時間休みなしで、疲れ果てた。 Natureのツノゼミの論文、真面目に読んでみると、かなり粗の多い酷い論文であることがわかった。ツノゼミの角の多様化を論じる上では、非常に魅力的な学説だが、あまり鵜呑…

大学評価システムの入力を進めたのだが、15日締切りのため学内の教員が一斉に作業をしているのか、非常にサーバーが重く、作業が無駄に難航した。松本さんとスウェーデンのハチ屋さんが遊びに来た。すごく良い人たちだった。ツノゼミやヒゲブトオサムシを見…

昨日は時差ぼけで何もできず。今日も似た様なものだった。意味もなく5時に起きて、メール仕事を少しして、駅の本屋で藤沢周平の本(ロンドンのアパートに誰かが置いていったもののシリーズ物)を買って、車内で読んで、大学に着いてドタバタ。 この夏はユー…

無事に日本に帰りついた。長旅だった。日本の湿った空気が嬉しい。 ジュネーブからロンドンを経由し、インチョン空港につく直前、海面がすごい海霧で包まれているのを見た。そして福岡空港へ着く直前、志賀島あたりは海霧で全く見えず、それが九大のあたりに…

昨日、科学雑誌ネイチャーNatureにすごい記事が掲載されたのを知った。主役は我らがツノゼミである。ツノゼミの角は、昔から前胸背板が大きく発達したものだと思われてきた。しかし実は、前胸に翅の遺伝子が働いて出来た翅に相当する付属肢だったのである。…

今日も夕飯はルグランカフェへ。パイク(魚)のクネルを食べた。要は東京の<はんぺん>みたいなもの。すばらしく美味しかった。

午前中に展示をじっくりと見た。ロンドンでは結局あまり見る機会がなかった。 これは奥にひっそりとあったクラゲの展示なのだが、よくよく見て驚いた。すべてガラス細工なのである。部分的にワイヤーなどというケチなことはしていない。細部にわたってガラス…

昨日から不在中のMerzさんの部屋を借りて研究している。静かだしナフタレン臭くなくてよい。 窓からはこんな景色が。恵まれた環境だと思う。

午前中の博物館の宿泊所をチェックアウトするが、荷物はそのまま置かせてもらい、研究を開始する。バカンスから戻ったクッコドーロさんという甲虫研究者に挨拶。7年前にここに来た時にお世話になった。実はその時に借りた標本を借りっぱなしなのだが、そのこ…

朝から論文の添削・・・。査読なのだけど、査読ではない。 明日から泊まる予定のホテルHotel Les Hauts-de-Riveへ行き、何時からチェックインできるか訊きにいった。フロントのおばさんは全く英語を解さないので、単語だけでどうにか筆談した。本当は冷蔵庫…