断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

もうじき11月。今月後半は忙しくてブログが書けなかった・・・。といっても、あまり書くことがない。 岸本さんと予定していた11月3日のジョアンジルベルトのコンサートは中止となってしまった。無念。しかし延期となった12月のチケットは早々に入手。 先日、…

大阪自然史博物館・大阪自然史センター編「鳴く虫セレクション 音に響く虫の世界」。コオロギやセミを中心とした鳴く虫のわかりやすい総説。どれも面白いものであるが、加納さんの「江戸東京の虫売り:鳴く虫文化誌」がとくに興味をひいた。日本の文化の最盛…

中尾佐助「栽培植物と農耕の起源」。細石クンのブログを見て読んでみた。名著として知られるそうで、たしかにそれだけの中身の詰まった本であった。古い本だが、現在の知見はどうなっているのだろうか。わたしとしては農耕の起源の部分よりも、各植物の品種…

NHKハイビジョン特集の「渋谷でチョウを追って〜動物行動学者日高敏隆のまなざし」 のDVDが届いたので見る。思いがけず非常に良いドラマで、昆虫の内容を差し引いても感動できるものだった。 日高さんとは面識はないが、私はこの人に大きな影響を受けている…

あまりに忙しく、終電帰宅の日々が続いていたので、今日は久々に休む。どこにでかける気力もなし。 ただし、午前中は官舎の草取りと自治会の会合に出た。今年の後期は棟の「組長」がまわってきてしまったので、いろいろ仕事がある。草取りのあと、住民の方か…

今日は朝から六本松へ行き、嶌先生の標本を博物館へ移す作業を行った。日通の美術の方にまかせっきりで、自分ではあまり動かなかったが、結局、夕方までかかってしまった。同時にいくつかの整理用棚を運び込んだので、夕方に山本君に手伝ってもらって佐々治…

出張後の仕事に忙殺されて更新が滞ってしまった。 昨日は比文の阿部先生のところにきたイギリスとハンガリーのタマバチ研究者のセミナーに参加。タマバチのことはほとんど知らなかったが、実に面白い生き物であることを知った。とくにタマバチの作る虫嬰の美…

さきほど福岡に戻りました。石垣−西表−石垣とめぐって、毎日毎日、朝から夕まで巣探しの土木工事で、疲れ果てました。もう少し滞在したかったところですが、粘りに粘って予想を少し上回る成果を得ることができたのでよしとしましょう。成果については論文が…

アリ標本の脱色とクリーニングと軟化の方法 http://www.myrmecologicalnews.org/cms/images/pdf/online_earlier/mn12_15-21_non-printable.pdf - かの有名な脚なし翅なしノミバエVestigipodaの新種記載が出ました。昨年の春にマレーシアでヒメサスライアリの…

今日は潮が悪く疲れてもいたので釣りに出かけず、「志摩の四季」という物産品店へ出かける。ここは野菜と魚が豊富で、とくに魚には見慣れないものが多く、楽しめる。今日見た魚を羅列すると(思い出し順)、メダイ、マダイ(小さいのはチャリ)、キダイ(レ…

畑の野菜の駆虫。相変わらずコナガとハスモンヨトウが多く、モンシロチョウ(かスジグロシロチョウ)の幼虫も多い。ダイコンにはカブラハバチの幼虫が点々とおり、もうお手上げ。来週の不在中に丸裸になることは目に見えている。 塚田さんのブログで紹介され…

一昨日のアオゴミムシにつづき、アフリカのシロアリの巣に住むゴミムシGlyptus sp.。成熟すると写真のように腹部が脂肪分で膨満する。このような現象をphysogastoryといい、好白蟻性の昆虫では、ハネカクシ、ハエ等に広く知られる。このゴミムシも20㎜前後と…