断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

南アフリカの博物館。なかなか面白い。12大昆虫が意外と大きくない。Pneumoraというバッタが一番かっこいい。おなかが空洞になっていて、セミのように鳴くのだ。 http://www.nfi.org.za/tmpage.html

鹿児島大いたオオズアリ研究者の江口さんのホームページ。同世代の膜翅関係の分類では最も活動的な人の一人だが、この秋から自宅で研究を続けることにしたようだ。業績が一杯あっても大変だ。: http://www.antist2007.com/

ニュージーランドのゴミムシ。ギャラリーが楽しい。系統的なものか、収斂か、北半球の温帯に住むものと似たものが多い。一方、とんでもなく奇抜なものも少なくなく、やっぱりニュージーランドの動物相が独特なものであることがわかる。 http://www.landcarer…

先日、「OxyClean」というスプレー洗剤を買った。日本のテレフォンショッピングでも同じ名前のものを売っているので、名前を知っている人は多いと思う。それで、使ってみると、これが驚くほどよく落ちる。たとえば台所のシンクのカルシウム汚れなど、スプレ…

「SceptobiiniはFalagriiniの姉妹群じゃないよなー」という夢で朝5時に目が覚めた。相当追い込まれているのだろうが、普段全く考えていなかったことだったので驚いた。 夢に出てくるハネカクシといえば、潮間帯性のオオズウミハネカクシLiparocephalus tokun…

先日はローマ字の誤った表記について説明したが、同様にローマ字表記の長音記号を省略してしまう人が多いことを問題視したい。ただでさえ同音異義語が多い日本語にあって、長音の有無はローマ字化された言葉を区別するのに極めて重要であることには言を俟た…

甲虫屋のMLで岸本さん(ハネカクシ、自然研)、亀澤さん(甲虫全般、もと平凡社編集)、林さん(ネクイハムシ)、吉冨さん(水生甲虫)を意見をやりとりした。結果、だいたい私の言っていることでOKではないかという結論(?)に達したようだ。ただし、編集…

夢のある進学先2件: 1. アメリカ自然史博で学位取得が可能になった。すなわちものすごいコレクションと文献を使って仕事ができ、超一流の研究者に指導が受けられる。分類学に対して強い志のある院生は博士課程から海外の大学院に行くのもよいと思う。http:/…

今日はThanksgivingのお休み。博物館へ行こうと思ったが、今日はアメリカ人にとって重要な休日らしいので、家でゴロゴロとして過ごした。今年はシチメンチョウを食べず。 こちらへ来ていろいろなビールを飲んだが、結局いちばん気に入ったのはこれ。Goose Is…

「50万箱プロジェクト」というのが始まっている。たしかに「今の日本には私たちの標本を受け入れてくれる施設がほとんどありません!」というのは悲しい現実で、こういう動き起きるのは必然であろう。個人的には、国内に収蔵施設を作るだけでも十分にすばら…

そこでも話題になったのだが、ルリクワガタ属のPlatycerus delicatulusという種の和名が、慣れ親しんできたルリクワガタから「オオルリクワガタ」と改称提案されたようだ。 専門の研究者の措置にケチをつけるわけではないが、 では、ゲンゴロウはオオゲンゴ…

今日は一日中霧雨で、気温はかなり高い。この時間(18時半)で16度とは。 新種の記載文書きが2種完了。記載を書くというのは、実はかなり集中力がいることで、私の場合は1日で2種が限度。これ以上やると内容が散漫になってしまう。絵描きがいちばん大変なの…

やるべきことが積み重なっているので、日曜出勤。 もう完全に冬、と思うくらいに寒いが、これからもっと寒くなることを思うと恐ろしい。 論文続き。オスローのVladimir Gusarovの指摘を受け、胸部の形態学用語、MesosternumをMesoventrite、MetasternumをMet…

標本を扱う研究者はローマ字で地名を表記してラベルを作る場合が多いが、きっちり正確なローマ表記をしている人は意外に少ない。 以下、よくある誤り: 1)Ohshima (大島) 2)Shinjyuku (新宿) 3)Iccyôme (一丁目) どこが間違っているかお分かりだろうか…

たとえばオサムシの未同定種に対して、「オサムシの1種」と書いてあると何か違和感を覚える。「オサムシの一種」が正しいだろう。「1種」は「(厳密に)1個の種」という意味で、「一種」というと「ある一つの種」というような意味になるからである。「一種」…

こないだ一時帰国したのと、滞在1年目の報告のため、海外学振へ送る書類を準備する。こないだはタイ旅行をはさんで2回帰国したことになるのだが、それをどう書類に記入してよいやらわからなかった。電話して聞いたら、わかればいいので1枚に書き込んでくださ…

今日はメールで一日が終わってしまった。どういうことだろうか。 毎日愛読している読売の人生案内に興味深い記事。この「教員」を「研究者」に換えると思い当たる人が多いかもしれない。わたしの周りだけを見ても、学校の正職員を辞めて大学院生になった人も…

このところなにかと慌しく、思うように研究が進まない毎日だったが、少し落ち着いてきた。夜の読書は引き続き宮部みゆきにはまっており、昨晩は「今夜は眠れない」を読んで本当に眠れなくなった。 ロンドンやベルリンから何年もタイプ標本を借りっぱなしなの…

昼過ぎに博物館の隣にあるShedd Aquariumへ出かけた。博物館関係者は入場無料なのだが、イルカショーや今やっているトカゲ展を見るには15ドルの追加が必要だった。博物館も美術館もしかり、展示が大雑把に別料金になっていて、水族館の場合、全部見るには27…

土曜なのでごろごろしながら読書。 夕飯は健太郎夫妻(健太郎君は博物館でキノコの分類をやっているポスドク)に中華街で食事をご馳走になった。Won Kowという広東料理の店で、牛肉とフクロタケの炒め物、エビと野菜のピリカラ炒め、ナスの包み炒め(輪切り…

あまり生き物の写真がなくなってきたところで、人間の写真。 酢漬けのマンゴーを食べる片山君。日本にはスモモがあるが、タイでも酢漬けの果物があって、なかでもマンゴーはよく売っている。 MM スソビキアゲハを撮影する小松君。トイレの脇に汚い水場があり…

ゴミムシダマシ科Rhysopaussini族Gonocyremisの一種。シロアリの巣にすむことが知られているが、今回は塚の近くの木の幹に集まっているのをたくさん採集できた。ゴミムシダマシは通常、悪臭を放つ。しかし、このゴミムシダマシは甘い果物のような香りがし、…

富山大の鈴木先生から主要な著作の別刷り一式を頂く。先生のお人柄同様に「情熱的」とさえ思える力の入った論文やエッセイばかりで、これから読み進めていくのが楽しみだ。印象深いエッセイは若手懇の会報「Panmixia」に書かれた「「若手の会」設立の頃」(2…

久々のシカゴ郊外の森へ。シカゴ大の大島さんと、場所はPalos Forest Preserve。多くの木々が葉を落とし、その葉が林床に降り積もっている。肌寒いが、眼には温かい色が広がっていた。 当然のことながら虫はすでに越冬体制で、地表や樹葉の上に目に付くもの…

ヒメサスライアリのハネカクシのなかで最もギョっとし、一目見て新属であることがわかったもの。今回はいくつかの新属を採ったが、もっとも顕著なものの一つであろう。分類位置は全く不明。眼は頭の真下についていて、上から透けて見えている。頭部の前方向…