2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今日の写真はEcitosaurus sp.というアリガタハネカクシ亜科Paederinaeのハネカクシである。体長は3.5ミリほど。好蟻性ハネカクシの形態的な豊かさはとにかくものすごい、というほかない。南米のグンタイアリEcitonと共生するので、Ecito-とついており、sauru…
月刊「むし」の「甲虫界」に本格着手。かなり大変な仕事だが、多少は手を抜くつもり。とくに海外のを拾っていたらキリがないので、特別なものを除き、基本的に国粋主義に走ることにする。 おねがい いまのところElytra、昆虫学評論、日本昆虫分類学会、昆虫…
昼食は理学部の事務の皆さんと「天ぷら ひらお」へ行った。先日行こうと思ったら、その数日前に火事になってしまったのだが、最近建て替えて、新装開店した。ここはいつも混んでいるが、回転が速いので、すぐに座れた。なぜかイカの塩辛が食べ放題。食べない…
昨日は論文を書いたが、今日はその皺寄せでなにもできず。しかし「できるとき」にやっておかないとできない。そして断れることは断る。断るべきときには断る。できないものはできない。それを去年学んだ。断りにくいものでとくに頭を悩ませるのは同定依頼で…
毎年通っているUlu Gombakではすでに10万頭を超えるハネカクシを採集しているが、未だ1頭しか採集していない種も少なくない。このTurgiditarsus ledangensis (Schillhammer, 1996)もその一つで、これまでに1頭を見たのみである。また、属レベルでTurgidita…
昨日は「赤のれん&とん吉」で昆虫の学生さんと飲んだ。本来は福富君の歓迎会の予定だったのだが、急遽本人がこられなくなった。しかし昆虫ではあまり飲む機会がないそうなので、飲み会だけは決行した。 午前中にテレビの取材。レポーターのお姉さんは美人だ…
写真が好きでこのブログを見てくださっている方も多いようだが、最近は全然出せなかったので、久々に。町田の柴田泰利さんから貴重なハネカクシをいただいた。オオズウミハネカクシLiparocephalus tokunagai Sakaguti, 1944という潮間帯性ハネカクシである。…
鈴木さんのブログで、「現代小説のくせに,女性の登場人物がいまだに「〜だわよ」とか「するべきよ」とか「違うもん」とか喋ってるのを読むとイラッと来るよね。来ませんか」という言及があった。たしかにそういう言い方は現実にはしないだろうとは思った。…
北大の大原さんに標本を返すついでにエンマムシをお送りした。「研究をする時間を作る研究が必要です」とのこと。「その研究をする時間は?」ということは聞いてはいけない。 学芸員資格にかかる講義内容と取得単位が大幅に変更される。一応、パブリックコメ…
今日は大雪。博多へ来て始めてのことである。昼から大学へ行って、21時には一面の雪、自転車の椅子に4センチくらい積もっていた。 標本にタイプラベルをつけたり、山本君の論文の絵をチェックしたり、その標本の写真を撮ったりした。月曜から福富君が来るの…
昼から標本作り。牧歌的な一日だった。生物防除の上野先生よりリモガンセスジムシをいただく。想像を絶するほどのモノスゴイ珍品なのだが、かなりの数を当てられたそうだ。リモガンとは台湾の古い地名で、蕃人の村があったところ。その他、ハナムグリの名前…
午前中は六本松へ行き、言語科学の先生が個人的にお持ちだったホンドテンの剥製と、旧教養の生物学教室で使っていた古い生物標本類をとりにいく。大学博物館の仕事は大学内に散在する資料を一元的に管理することであり、また手放された資料を引き取ることも…
昆虫ゼミはカブトムシの戦いの論文紹介だった。ひたすら山本君と論文書き。別の論文完成。英文校閲に出す。小文を某昆虫と自然に投稿。 今日は信じられないくらいの吉報を聞いた。私の好きでないイニシアルトークになってしまうので、実名が出せるまで控える…
午前中は休み、午後から出勤。春の展示の相談など。それから論文書き。 来月からの調査に備えて鍬を注文した。 http://www.hounen.co.jp/kuwa.htm (F-013がよい)
採集した虫は標本を作らないでたまる一方。アルバイトの学生さんにも標本作製をやってもらっているが、技術的に難しく、自分で作りたいものもある。今日は液浸のセンチコガネを少し作った。下翅が出ていて、それを畳んで上翅を閉じる必要があり、少々コツが…
朝から会議等で忙しい。今日は北大時代の先輩の広永さんが来ていて、来年度より博物館の協力研究員になっていただくべく手続きをした。これから教員会議、運営委員会に諮る予定。
センター監督2日目。1日10時間拘束で途中に休みもロクにもらえないなんて労働基準法に違反すると言う先生もいたが、たしかにそうかもしれない。 今日は生物と数学と化学と物理と地学。恥ずかしながら生物でわからない問題があった。私が高校生のころには絶対…
朝8時判から19時まで、びっしりセンターの監督として働いた。幸い、まったく問題は起きなかったが、なにしろ退屈で疲れた。眠ってはいけないし読書もしてはいけない。しかし、英語のリスニングは聞くことも仕事なので、それはなかなか楽しめた。高校生には難…
イタリアのマンマルコガネ研究者のAlbertoさんはこのblogを読んでいるらしい。最初に私が連絡を取ったとき、彼はこのblogを知っていると言って下さったが、まさかBabelfishを使って読んでいるとは思わなかった。それで先日、このblogにUlu Gombakへ行くと書…
「Who's Who in the World」というところから「ノミネートされました」というメールが来た。数ヶ月前には「Who's Who in America」にノミネートされましたというのも来た。怪しいと思って調べたら紳士録を売る会社らしい。リンク先はたしかのその会社のペー…
島根の林さんに共著論文の原稿を送るつもりが、今日は研究室にいる時間がなくって、送れなかった。ゴメンナサイ。 太郎君は今日、農大の浅野さんに神奈川の真鶴に連れて行ってもらったそうだ。電話で聞くに、いろいろ採れたそうだ。よかったよかった。太郎君…
いま3人共著で世界のアリノスハネカクシ族のカタログを作っており、私は末席で問題のある分類群の所属の変更と寄主であるシロアリとアリの学名の確認を担当している。今日は所属の変更の部分を書きあげて送った。シロアリとアリの学名は解決したので、これで…
論文の原稿が半分書きあがった。書く前に数日間、行き帰りの電車で頭のなかで整理しておくと後が早い。決して賢くない私の場合、考えながら頭から書き始めると、文章に気を取られて文脈が不明瞭になってしまい、余計に時間がかかる。あらかじめ書くべきこと…
正月2日以来の久々の休み。コタツでだらだらと論文を書きながら、ゆっくり休みます。
7日に釣り糸が絡まったクロツラヘラサギが見つかり、今日その死亡が確認されたようだ。この冬、福岡で2例目。 ーーーーー 昨日はウミハネカクシの採集。伊都のほうを一周して、船越と大入で良い場所を見つけ、Diaulota aokiiとGenoplectes uenoiを採集した。…
昨日からコーネル大学の太郎(Taro Eldredge)君が来ている。それに合わせて愛媛大の千田君にも来てもらい、昨日の午後はヒゲブトハネカクシ教室をした。非常に難しい分類群だが、10年研究して気付いたことがいくつかある。漠然とした系統関係や、形質進化の極…
不調で頭が働かないなか、ひたすらメール打ちと和文の原稿書き。某昆虫と自然という雑誌にタイトルとは違う変なエッセイのようなものが出たら、今日書いたと思ってください。締め切りは先だが、こういうものは早く片付けてスッキリするに限る。 夕方から山本…
相変わらず建物が寒い。明日から大学の仕事始めなので、暖かくなるだろう。 今日は絵を描き終えた。
仕事始め。 同定依頼の片づけ、メール少々、絵の続き。 当たり前だが、今日はこの建物(旧工学部本館)にほとんど人がおらず、建物全体が冷え切っている。暖房をつけて室温が25度になったはいいが、足もとから冷気が来て、寒くてたまらない。明日には目的の…