断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

朝からバタバタ。 明日は矢田文庫と直海文庫を入れる本棚の納品があるので、その場所をきれいにした。文献整理を新しくバイトに来た工学部の林さんにお願いした。 年明けに行く予定の南米調査に備えていろいろ下準備も開始。 ハナバチのDNAバーコーディング…

午後から博多に昆虫の展示即売会に出かける。九大の甲虫屋教員全員をはじめ、何人かの知り合いの虫屋さんにお目にかかった。 金尾君たちとキャナルのH&Mに立ちよって、そのままお別れ。H&Mはシカゴで行ったことがあった。アメリカのユニクロみたいなものだけ…

今日は完全に休み。残念ながら雨模様。出発前に蒔いたダイコンの間引きを行い、チューリップの球根を植えた。ダイコンは随分大きくなっていた。ホームタマネギはハモグリバエにやられてほぼ全滅。暖かいうちに植えることの難しさだろう(ホームタマネギとは…

福岡便は子供が多くて、30人以上乗っていた。うるさくてよく眠れなかったが、まあ仕方ない。 9時過ぎに大学に到着。郵便物を見たり、メールに返信を進めたりする。旅行中は何かとバタバタしていたので、未返信のメールがかなり溜まっている。 金尾君が来て、…

今日は帰国日なので、朝から荷造り。飼育していたツノゼミの幼虫をトポトポとアルコールに漬けたり、こちらに置いていく採集道具をまとめたりした。 11時過ぎにモイゼさんが来て、マラヤ大の車に荷物を積み、FRIMに行く。 昼前に到着し、担当のザティさんと…

昨晩はネコにたっぷり餌をやったので、いままで以上に懐いてきて、一緒に寝ようとベッドに入ってくるが、足が泥だらけでシーツが汚れるので、追い払わざるを得なかった。結局、細石君のスーツケースのなかに落ち着いて、朝の5時ごろに揃って出て行った。 今…

昨晩より雨が降り続き、明け方から寒さで目が覚める。 午前中から森に入って、材を割る。オオキノコシロアリMacrotermes sp.の坑道から見たことのないTermitopaedini族のハネカクシを得る。金尾君へのお土産。 夕方、突然森が暗くなり、雨が降りそうになった…

7時過ぎに起き、ラーメンを作る。なかなか疲れが抜けない。昨日はウルシに触ってかぶれてしまい、何度か痒みで目が覚めた。それでも、寝る前に急いで強力な薬を塗ったので、酷くなる前にかなり引いてきた。 調査も残すところ数日。体力も限界に差しかかって…

今日はマラヤ大のモイゼさんが来て、われわれをFRIM(Forest Research Institute Malaysia)に連れて行ってくれることになった。12時ごろに宿舎に到着し、それから彼の住んでいるマラヤ大の宿舎に寄り、彼が何かをしている間、そこにいたマラヤ大の先生方と…

10時過ぎに起きる。この1週間は毎日4−5時間睡眠だったので、もっと寝不足だった細石君も同じくらいに起きた。 ラーメンを作ってブランチ。1時間後に帰ってきた小松君は「これ、いつもと一味違いますね」と言って伸びきったラーメンを食べていた。 それから洗…

今日はハジャイからクアラルンプールに移動の日。本当は今日も採集会があったのだが、私が予定を勘違いして、1日早くハジャイを離れることになってしまった。 10時半にバスが来る予定だったが、代わりにハジャイ大学博物館のモッドさんが自家用車で来てびっ…

やっぱり魚の浮き袋のスープを食べる。今日は真面目に味わってみた。なにか大きな魚の浮き袋を揚げたものが原料で、それをスープに入れてある。味というより食感。風呂で使う海綿、あるいは、スッポンタケの柄がもう少し硬くなったような雰囲気。 今日は採集…

今日も朝食に魚の浮き袋を食べる。 8時過ぎのバスで会場に着き、昨日知久さんが見つけたSipylusの木に向かう。2本の発生木の1本を知久さんが放っておいてくださったそうで、おかげでたくさん採集することができた。なぜか雌しかいなかった。ツノゼミは一般に…

朝食に魚の浮き袋のスープを食べる。このあたりでは名物らしく、専門の店もある。 知久さんと一緒に大学への送迎バスに乗り込む。朝のうちは知久さん一人で採集してもらい、10時から合流しようと思っていた。しかし、10時に会場に来ていただいたときには土砂…

6時半に起き、朝食を食べる。疲れており、食欲がない。 7時半にバスが到着するはずで細石君と待っていたが、結局8時過ぎにやってきた。 大学に着き、大会参加費などを支払う。ANeTに参加するのは6年ぶりで、いろいろな人と久しぶりに挨拶を交わす。 長い長い…

8時にホテルをタクシーで出発して、9時にLCCTターミナルに到着。ハエの多い食堂で時間をつぶして、11時45分のエアアジアでハジャイに飛ぶ。機内で有料のサンドイッチを食べるが、結構おいしかった。 ハジャイに到着するとANeTの人たちが大勢迎えに来てくれて…

朝早く起きて周囲の森を歩く。かなり歩いたが、採るべき虫はおらず。青くて大きな虫が飛んでいたので捕まえたら、クワズイモに丸い穴をあける巨大なハムシだった。発生時期が短く、ゴンバッでは得難い虫の一つ。また、巨大(クマバチくらい)で翅の青いツリ…

朝起きて洗濯をし、山に登る。10キロほど歩くが、さしたる成果なし。疲れ果てて15時から2時間ほど不貞寝する。 夜、小松君がヒメサスライアリの一種の引越しをみつけ、2人で2時間ほど観察する。Malaybergiusというハネカクシのほか、シミやノミバエが採れた…

朝10時にタクシーでホテルを出て、12時過ぎにマラヤ大学に到着した。14時半にロスリーさんを訪ねる予定だったので、ちょっと早く着いてしまった。案の定、ロスリーさんの居室である学科長室を訪ねるも不在だった。そこで学生食堂に行き、昼食をとる。 昼食後…

今日は遅くまで寝坊し、昼から知久さんとかなり上のほうまで山を登った。さしたる収穫はなかったが、Centrotypus pactolusという種が知久さんには初めてだったようでよかった。知久さんは「たま」の時代からツノゼミを採っているそうで、年季が入っているだ…

今日はジョホール州のレダン山に向かう。朝、なんとかワゴン車のタクシーをホテルで見つけてもらい、3時間かけて到着した。 早速、登山道を登ってアリを探す。非常に良い森なのだが、イノシシの密度が高いようで、地面のほとんどが掘り返されており、地表の…

8時に起きるも、一昨日のびしょぬれで風邪気味なのと、昨日の疲労が祟って、ベッドから抜け出せなかった。9時半にニューヨークに帰るジョーを見送り、再び一休み。 昼にナシチャンプルーを食べて、マラヤ大のキャンパスに採集に出掛ける。 最初の目的は、前…

6時に起きてロッティチャナイの朝食。そのままヤサール山に登る。以前は登山道に入ると森の中だったのだが、入ってしばらく横に住宅街を望むようになってしまった。頂上から下を眺めても開発が進んで行く様子がよくわかった。東南アジアの他の地域に比べれば…

8時にロッティチャナイ(薄く焼いたパイ生地にカレーをつける)の朝食。 ジョーと細石君をBatu 19で降ろし、私と小松君はKuala Wohを目指す。小松君の仕事で、途中途中でウラジロオオバギMacaranga hypoleucaとオニオオバギM. giganteaを見つけては車をとめ…

みんな疲れ果てて8時過ぎに起きる。ジョーはぐっすり寝ている。9時半に起こすと、なんと1700m近い(町との標高差400m)ヤサール山の頂上まで夜中に登り、2時に戻ったという。本当に「あしたのジョー」だった。 小松君と私は肉骨茶(バクテー:肉の煮込み)…

朝起きて、小松君とジョーとBatu 19という村へ出かける。細石君は昨日の疲れと車良いから体調を崩しているので、今日はお休み。 道路を走っているとドリアンが売っているではないか。早速、車を止め、大きめのを1つ300円で購入する。早速割ってもらい、久々…

7時にホテルをチェックアウトし、荷物を預け、Bukit Larutに向かう。 小松君と私は山麓で、細石君とジョーは4WDで高所まで上がって採集することにした。 私はひたすらに好蟻性昆虫を探し、石を起こしたり、アリの巣をいじめたりした。 あまり成果がなかった…

7時にホテルを出て、飲茶の朝食の後、タクシーでBukit Larut(Maxwell's Hill)の登山口に向かう。そこで山頂送迎の切符を買い、ランドローバーで急坂を登る。 下ろされたのは標高1036メートルの地点で、当初は帰りも迎えに来てもらう予定だったが、歩いて降…

今日は夕方までペナンで採集し、夕方からタイピンに移動しようと思っていたが、悲しいことに朝から土砂降り。7時半にビーフンを食べて、二度寝して、12時に昼食を食べてホテルを出る。 ペナンは低地部の開発が進んでいるが、山地には広葉樹林がかなり残って…

朝一番の飛行機でペナンに到着。小松君は間違えてわれわれとは別の便を取ってしまい、30分遅れで到着。 ホテルに荷物を預け、タクシーで適当な森を探すが、途中で雨が降り出し、途中から土砂降りとなった。今日は土壌を調査する予定だったが、これでは話しに…