断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は帰国日なので、朝から荷造り。飼育していたツノゼミの幼虫をトポトポとアルコールに漬けたり、こちらに置いていく採集道具をまとめたりした。
11時過ぎにモイゼさんが来て、マラヤ大の車に荷物を積み、FRIMに行く。
昼前に到着し、担当のザティさんと研究の相談をする。ザティさんは鹿児島大で山根さんの教え子だったそうだ。世界は狭い。来年から本格的に調査させてもらうことになりそうだ。
その後、標本室を案内してもらう。予想以上に広くて充実した収蔵庫だった。標本の質もまずますで、とくにチョウの展翅がきちんとしていたのが印象的だった。ザティさんのアリの標本はもちろん合格点。
それから敷地内の食堂でナシチャンプルの食事。5人で飲み物込みで15リンギ(400円)と恐ろしく安かった。
それから細石君の宿泊する予定のCititelに送っていただく。
細石君の部屋に荷物を置き、細石君とインターネットの解約に行ったり、ジャスコでお土産を買ったりした。ジャスコにドリアンが売っていたので、地下駐車場のベンチでひっそりと食べた。
17時ごろホテルを出て、タクシーでKL Sentralから電車に乗って空港に行く。
チェックイン後、空港の食堂で食事。大好きなナマズ(ヒレナマズClarias)の唐揚げを堪能した。小松君とお別れし、20時55分の便に乗る。
22時過ぎにバンコクに到着。空港内行きつけのレストラン「Mango Tree」で、ソムタム(パパイヤのサラダ)をつまみにカクテルを飲みつつ、ジャスコの日本書店で買った本田勝一の本を読む。ソムタムを頼む際、今回ハジャイで覚えた「マイペッ」と言ったら通じた。「辛さ控えめ」という意味。1時過ぎの便で福岡へ。