断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

成田で小松君と落ち合い、ユナイテッド航空にチェックイン。少し前まで23キロの荷物2個まで大丈夫だったのだが、1個になってしまった。小松君は預け荷物が2個あったので、9000円を余計に取られる。
機内では「箱入り息子の恋」、「舟を編む」、「県庁おもてなし課」という日本映画を見るが、やはり「舟を編む」は良かった。出てきたコーヒーがダンキンドーナツのように薄くて、アメリカにいたときを思い出した。
現地時間の14時にヒューストンに到着。乗り継ぎ時間は2時間。ヒューストンは荷物の受け取り、再度チェックインの必要がなくなったそうで、その点だけは安心。かと思いきや、入国審査の後に荷物検査場で呼び止められてしまい、1時間近く足止め。職員に散々文句を言って、順番を先にまわしてもらい、ようやく出発15分前にリマ行きの便に飛び乗ることになった。こちらに非はないし、空港職員にも非はない(態度は大きく、融通というものは皆無だが)が、アメリカの出入国では嫌な思いをすることが少なくない。ならずもの国家め・・・と小松君が憤っていた。
機内で、日本から持ってきた「嫌われ松子の一生」を見た。以前に別の機内で中途半端に見て気になっていたのだが、やはり面白かった。
現地時間の22時半にリマに到着。回転台で麻薬犬が小松君の手荷物に入っていたリンゴに反応し、没収されてしまった。そもそもリンゴはファーストクラスの座席に落ちていたもので、「拾い食いはいけない」ということを学んだ。
外に出ると、今回の調査に同行してくれるホセ(国立博物館)が「Munetoshi」と書いた大きな紙を持って出迎えてくれた。そのままホテルに行き、それから食事に出かける。交渉時から日本人=大金持ちと思い込んでいるフシがあったようで、連れて行かれたレストランでいきなり目玉の飛び出る額を請求されてしまった。「次回からは1食1名5ドル以下にするように」と念を押した。