断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

明日からコスタリカなのでいろいろ

先日コガネムシ屋さんがお見えになり、標本を見ていただいた。その際、お土産に貴重なヒゲブトオサムシを頂戴した。こういうのが一番うれしい。おせんべいに次ぐ。

f:id:dantyutei:20151103180559j:plain

f:id:dantyutei:20151103180611j:plain

「可愛い教え子」の弘岡君の修士論文がようやく出版されることになった。ここまで直すのが大変だったが、ようやく陽の目を見ることになり、非常にうれしい。(それでも校正が多くて、吉富さんすみません。)共著者のトンプソンさんが古くに記載されたヨーロッパとロシアのタイプ標本の情報をくださったのが非常に助かった。そういうわけで共著にさせていただいた。乞うご期待。

f:id:dantyutei:20151103180639j:plain

f:id:dantyutei:20151103180643j:plain

とにかく忙しいので、机のまわりには貴重な標本の未整理のものが溜まる一方。そこでここ数日、茶坊主君に来てもらって、いろいろと標本を作ってもらった。もちろん、タダではない。3割くらいは差し上げた。微小で良い虫は上手にやってくれる。かなり器用とみた。

f:id:dantyutei:20151101205303j:plain

今日は祝日であるにもかかわらず、展示業者の方にお願いして、糸島の衛星展示を更新してきた。1か所は甲虫の標本を展示してきたが、やっぱり職員の方々の反応がよかった。外国のきれいな虫の魅力にはなかなかかなわないというのは、今年の「きらめく甲虫」で学んだ。

明日からコスタリカなので、これもまた一つすっきりした。

f:id:dantyutei:20151103180623j:plain

f:id:dantyutei:20151103180627j:plain

フィリピンのカタゾウムシを続々と入手しており、今回は別の学生に標本をわたして、展足をお願いした。(今日は練習用に普通種。)上手ければどんどんお願いしようと思う。

f:id:dantyutei:20151103181801j:plain

f:id:dantyutei:20151103181814j:plain

カタゾウムシといえば、現在、千葉県立中央博物館にて、共催でカタゾウムシの展示をしていただいている。とてもかっこよく展示していただいてうれしい。昔ここで卒論を書いたり、佐倉市の昆虫調査をしたり、とてもお世話になったので、少し恩がえしできたかな・・・。

f:id:dantyutei:20151103182337j:plain

f:id:dantyutei:20151103182601j:plain

f:id:dantyutei:20151103182552j:plain

先日、フィールドの生物学の『湿地帯中毒』と『クモヒメバチ』が届いた。2人とも昔からよく知っているので、おめでたい。生粋の生き物屋とそうでない研究者という対照的な2人でもある。とりあえずクモヒメバチを読んで感想を書かなくては。湿地帯はコスタリカへ持っていく。

中島さんは私が執筆を仲介した。実はこのシリーズでは3人目。本当にフィールドの生物学にふさわしい著者だと思う。

f:id:dantyutei:20151103181823j:plain