断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ウェルコメ

学生等(佐伯・板谷・吉村・廣田・古市・金尾・有本・吉田・米田・柿添・星野)で小松君の歓迎会をひらいた。


米ちゃんは4月から来る某ハチ屋との差別化をはかるためにヒゲを伸ばして竹野内豊を目指しているそうだ。なんだか竹野内に見えてきた。

非常に饒舌で、ビールをガブガブ飲んでいた珍しい小松君。
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海へ行くつもりじゃなかった

スイセンが見事なので、また撮影。水栽培したものを植えたヒヤシンスも咲き始めた。


朝から小松君に手伝ってもらい、伊都キャンパスの椎木講堂で展示の設営を行う。さまざまな方に呼びかけ、2年かけて集めた哺乳類の剥製がようやく陽の目をみることになった。死体を提供いただいた方、ありがとうございました。

設営後、なんとなく小松君に馴染みの釣り場を案内した。40センチ以上のチヌを2尾釣っているおじさんがいた。小松君は海のきれいさに驚いていた。実際には、きれいというより、磯焼けがひどい。

ホームセンターで小松君の買い出しをして、箱崎に戻る。途中、「長崎亭」という有名店でちゃんぽんを食べる。小松君はちゃんぽんというものを見たことも食べたこともなかったようだ。おいしいとのこと。
生態学会の疲れも抜け切れていないものだから、研究室のソファーでしばらく眠ってしまった。それから事業報告書を書いたり、メールの返信を進めた。

奇人来福

昨年出版されたハネカクシ目録には和名のホモニムなど、結構間違いがあり、それらをまとめた訂正一覧を出版しました。ご協力いただいた方にはお礼申し上げます。
https://sites.google.com/site/myrmekophilos/ronbun/Shibata2014.pdf?attredirects=0&d=1
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最終日。午後の講演で今田さんの「コケ植物食のシギアブにおける植食性の起源と多様化」を聞く。猛烈に面白く、その余韻で次の講演が頭に入らなかったほど。また、よく練習され、内容も練られた講演で、とても好感が持てた。このような聞いて得する講演を自分もやりたい。
14時過ぎの新幹線で福岡に戻る。早速ななちゃんに会いに出かけた。


大学の畑のソラマメは満開で、チューリップも咲き始めていた。


小松君が福岡に来た。20日に歓迎会をやりますので、参加希望の方は私か金尾君にお知らせください。

生態学会

生態学会に招待講演でお招きいただいて、「熱帯雨林林冠の節足動物群集構造多様性はどこまで分かったか 」というシンポジウムに参加した。私は「樹冠のアリの巣は完全に未開の地だった」という講演をさせていただいた(本当は「未踏の地」のつもりだったのだが、間違えた)が、他の演者の講演もみんな面白く、大盛況だった。とくに橋本さんのアリグモの研究は、長期にわたる野外調査に加え、さまざまな解析技術を駆使していて、たいへん面白く、同時に心から尊敬すべきものだった。
http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/61/S07.html
夕方から市岡さんの大島賞の受賞祝賀会で、とても盛り上がった。久々に泥酔・・・。

某さんのFBより勝手に写真を拝借。私の顔がとても丸い・・・。

小型甲虫の台紙貼り標本とラベルの基本的な作り方と注意点

今朝の地震はなかなかだった。標本などは無事。

「小型甲虫の台紙貼り標本とラベルの基本的な作り方と注意点」という雑文を書きました。若手虫屋の参考になればと思います。
PDF↓
https://sites.google.com/site/myrmekophilos/ronbun/Maruyama2014_Hyohon.pdf?attredirects=0&d=1

標本箱のひっこし

昆虫学教室の総動員で標本箱のひっこし。登山より疲れた・・・。24日に標本箪笥を移動し、配架する。
森本先生の印籠箱は40年以上未整理のものなどがあって、混沌が詰まっている感じ。


自宅のスイセンは満開。5年前に3種植えたはずなのだが、だんだんと淘汰され、1種になった。


新しく標本室をいただくことになったのだが、その部屋の雨漏りがひどい。標本室としてはマズイので、早朝から業者の方と状況確認。雨漏りを修理することになった。
懐かしい本を買った。「昆虫のひみつ」。間違いが多いが、久々に読むと新鮮で、勉強になることも多かった。

昼から鹿児島大のハチ屋の河野君がきた。4月より昆虫学教室に来ることになったので、研究の相談である。紙谷先生はトビコバチを勧めている。彼の性格を考えると、虫屋要素のある虫が良いのではないかと思ったが、どうなるか。
久しぶりに会ったらまるまると太っていた。最近は若手のハチ屋が多いが、8割くらいは太っている。


参考)2011年8月の河野君

青蜂

忙しい。生態学会も控えているし、年度末の雑用が多い。
いただいたセイボウの標本を撮影した。色つきの背景については、かりめろさんに教えていただいて、お菓子の箱を切り抜いて使った。お菓子の箱はいろいろな色があってよい。

瓢虫蜚蠊

念願のテントウゴキブリProsoplectaの標本をようやく入手したので記念撮影。意外に大きい(1センチくらい)。テントウムシを数千頭採ってようやく混じっている程度という大珍品。ネット上に標本写真もあまりない。

裏は典型的なゴキブリ。

Dumont No. 5

Dumontの5番は解剖用ピンセットの定番であるが、近年入手可能なものは硬いステンレス製で、使い慣れた鋼鉄製には比べようもない。(最初からステンレスで慣れていれば問題はないのだろう。)私にとっては思い入れのある道具なので、いくつか型の違うものを集めてみた。
これがその一覧。上が一番古い。「Façon Dumont」と書いてあり、当時の社名なのだろう。基部に「5」と書いてある。おそらく戦前のものと思われる。



2番目の裏側。「Th. Dumont」(Theodoreか)とある。きれいなのは磨きこんでいるため。入手状況からして30年くらい前のものか。

3番目と4番目のものは、現行品と同じ「A. Dumont」と書いてある。3番目は数字の「5」の向きが逆になっている。より古い型。どちらも20年以上前の製品で、4番目が私が10代から使っているもの。