断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午後から大学へ。すごい雪。センダンにとまるカラスが寒そうにしていた。
メレ山さん(お姉さん)がお見えになり、ハンバーグを食べた後、標本室をご案内した。阪口浩平の「世界の昆虫」をお貸ししており、それをずいぶん読みこまれているようで、かなり昆虫に詳しくなられている。本当に昆虫がお好きなようで、どんどん詳しくなっていく様子を見ると、こちらも案内のし甲斐がある。

珍奇なツノゼミの代表といえばヨツコブツノゼミの仲間Bocydium spp.です。今回、自分で採るのは初めてで、見るたびに胸が高鳴りました。旅行中、ある場所で網を振るとたくさん採れるところを見つけました。それで、なんの植物についているか捜索したところ、たくさんくっついているのを見つけることができました(思いのほか苦労しました)。どうやらアオイ科の植物のようです。いるいる! 写真でも5頭見えると思います。


ヨツコブツノゼミがたくさんいた環境。ペルーでは、アオイ科やノボタン科、ナス科の植物が驚くほど多く見られました。アジアだとノボタンにいろいろツノゼミがついているのですが、ペルーではサッパリだったのも印象的でした。