マレーシア7日目
3月15日。もう1週間か。早い。
今日は朝食後に小松君、島田さんとHutan Lipur Lentangに行き、先日見つけたバクダンオオアリの撮影と実験を行う。本当に自発的に爆発するかという疑問があったが、かなりの危機的な状況になると、稀に爆発することがわかった。ただしかなり危機的な状況において、腹部を刺激すると、簡単に爆発する。きわめて大人しいアリだが、樹上性の他のアリからしつこく攻撃されれば、きっと威力のある反撃になるだろう。
サスライアリは動きが悪く、不調。次回に持ち越しになりそうだ。
マレーシア7・8日目
デニスさんと松村さんと一泊でキャメロンハイランドに出かけた。
昨日で島田さんが帰る日だったので、朝の6時半にGombakを出て、途中の町で島田さんにタクシーに乗り換えてもらい、われわれ3人でキャメロンハイランドに向かった。
今回の目的はBringchan山で見つかったジュズヒゲムシの採集で、ついでに私の探し求めているツノゼミも探してやろうという計画。デニスさんは虫の撮影。
昼ごろにタナラタの町に着き、いつものTwin Pinesという安宿にチェックイン。安宿とはいっても、今では1泊60リンギもする。15年前には15リンギ(500円)だった。
それからブリンチャンへ。どこもかしこもものすごい人出で、タナラタからブリンチャンまでの4キロの道のりが渋滞で、1時間もかかってしまった。そこから山に入り、頂上付近で採集した。首尾よく目的のジュズヒゲムシが見つかり、街へ下りる。
いつものMay Flowerという中華料理店で食事。デニスさんが美味しいものに詳しく、いろいろと初めて食べるものを注文してくれた。
暗くなってから、Jasar山に登る。夕食時にビールを飲んでしまったので、少々つらかった。目的は頂上付近にいるマンマルコガネだったのだが、森が乾いていて見つかる雰囲気ではなかった。3月はこちらとしてはまだ早いようだ。松村さんは要領よくジュズヒゲムシを採集していた。
翌日の今日は朝からトラの出る森に行く。レンタカーの底を擦りながら悪路を走り、昼前に到着。散々歩きまわるものの、目的のツノゼミは見つからなかった。
それから原住民の村で虫を見て、早めの夕食をとって帰った。野生のカエルの生姜炒めは絶品だった。これまでよく食べていたウシガエルとは全然違う。
道に迷いつつ、20時過ぎにUlu Gombakに帰着した。
以下、キャメロンハイランドで撮影した虫。