セミの標本教室
昨日に続き、今日はセミの標本教室で、8人の子供の参加があった。今回は、農学部院生のプロジェクト演習という単位と関連しており、学生が自主的に注意書きを制作したり、事前準備を行った。
まずは紙谷先生によるセミのお話し。子供向けの大変面白い話で、みんな一所懸命聞いていた。
それからセミの採集に出掛ける。会場の近くに非常にたくさんおり、1時間弱で十分に採集することができた。学生たちは必要以上に長い網を振り回して、大人の威厳を見せつけていた。
昼食前に紙谷先生から標本を作る意義に関するご講演。虫を殺すことに抵抗があるので、参加をやめたいという方が直前におり、そういう説明も必要だと学ばされた。ちょうど紙谷先生がスライドをお持ちで、大変助かった。
昼食後、セミの標本作製を開始。米田君がビデオで手元を画面に映して説明している。
倉橋君。
有本君。
城戸さん。
倉橋君。
柿添君。
木村君。
出来上がった標本。メラミンスポンジに糊パネを貼りつけて、簡易展翅板を作ったのだが、メラミンスポンジは軟らかく、子供が作業するのに最適だった。糊パネは展示作業の余りの再利用。
そこにペフ板を貼った透明スチロールケースを配り、乾いたらそれに移してもらうという方法をとった。
今日は8人の参加だったが、実は25人が定員だった。今日は市内でいろいろな行事があったり、夏休みの登校日だったりして、参加が少なかったのだが、展翅を子供に教えるのは結構大変で、8人で結果的に非常によかった。これで25人も参加者があったら、質の悪い標本ばかりになっていただろう。
今日の水槽
研究室の水槽。
こちらは60X45センチ水槽。Rasbora elegansとTor sp.、Clarius sp.が入っている。Tor sp.は水質にうるさく、導入当初は絶食していたが、オオバヤシャブシの実を入れて弱酸性にしたら、とたんに元気になった。一昨日までネジレモを入れていたのだが、あっという間にTor sp.に食われてしまった。
こちらは普通の60センチ水槽。Devario regina、Devario chrysotaeniatus、Rasbora paviana、Puntius binotatusが入っている。水流は強め。
おせちもいいけど
教え子の弘岡君のお母さんは、なにかにつけて気にかけてくれる。そのお母さんから昨晩メールがあり、ゴーヤーはカレーにいれると美味しいと教えていただいたので、早速作ってみた。
スーパーでアジの切り身が売っていたので、ムニエルにした。頂き物のカボスのドレッシングをかけたら、とても美味しくなった。
「外食をできるだけやめよう(そのお金で標本や本を買おう)」と決めて、毎日自炊しているが、なんだか体調が良い。