断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

定刻通り8時に福岡到着。荷物待ちの間に携帯のメールを見て、私より年下の知人の訃報に呆然自失。
それから蕎麦屋で朝食を食べて、国内線ターミナル行きのバスに乗ろうとしたら、工学部の富山君と理学部の満行さんに出会った。「えーと、博物館の・・・何さんでしたっけ?」と満行さん。目の前に晩秋の冷たい風が吹き抜けた。2人はマレーシアへ淡水魚を採りに行っていたそうだ。楽しい旅行だったようだ。九大まで一緒に行き、少し気が紛れた。
大学では手紙を開けたり、膨大な数のメールを取捨選択したりした。久々に山本君や弘岡君、金尾君と研究の話しをする。13日と14日の甲虫学会の準備で山本君と金尾君は忙しそうだ。
昼ごろ、バイトに井田さんが来た。窓の外に渋柿が成っているので、たくさん採集し、井田さんに干し柿にするように頼んだ。ドクガ皮膚炎にかかったと腕を見せたら、「わー、気持ち悪い。・・・・あ、気持ち悪いって言ってごめんなさい」とおっしゃられた。
11月15日から展示が始まる。午後にその簡単な打ち合わせ。16日からはマレーシアだが、それまで怒涛の2週間になりそうだ。
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COP10を記念して平凡社から出版された『日本の生物多様性―自然と人との共生』(asin:4582527329)が届く。お友達の亀澤さんの編集によるもので、細石君がタナゴを釣っている写真を提供したことから1冊頂くことができた。日本の自然の豊かさや自然と人との関わりを知るには素晴らしい本。A4判210ページ、全カラーで3500円は安い。