断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昆虫採集教室

今日は糸島市の志摩歴史資料館で昆虫採集教室だった。台風が近づいており、ものすごい雨。豪雨といってよいほどだった。

しかしそれは事前にわかっていたので、昨日のうちにセミを捕まえて、急いで標本作製教室に切り替えた。昨晩はその準備をしていた。

最初に、同資料館で開催中の「すばらしい世界の蝶と蛾」の展示解説を子供たちに行う。

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志摩歴史資料館のみなさんのおかげで、良い展示になった。

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それから、セミの標本教室。米田君と吉田君。

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資料館の三浦さん。

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吉田君。

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米田君。

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元山君。

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板谷君。

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みんなで記念撮影。

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帰りに米田君が餃子の早食いに挑戦。10分で10人前。

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半分で敗退。

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昆虫はすごい

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昆虫はすごい (光文社新書)

もうすぐ出版されます。

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とにかく昆虫はすごい。すごいとしか言いようがなく、話そうとしていろいろな事象を思い出すと胸が熱くなるほどである。しかし、さまざまな事象を知れば知るほど、それらを短時間で説明するのは不可能となり、中途半端に小出しにして相手の知識に偏りを与えることに、いつも煮え切らない気持ちを抱えていた。

 昆虫に関する書籍は多いが、読み物として昆虫全般の生物学的な面白さを紹介する本は、最近ではほとんどなかった。そこで本書では、私が多くの人に知ってもらいたい昆虫に関するよりぬきの面白い話題をかいつまんで紹介した。

 「昆虫には興味があるけど、あまり知らない」、あるいは「昆虫は好きではないけど、どんなものか知りたい」という人の気持ちを想像して出来上がったのが本書である。 

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 以上、あとがきより。という内容の本です。しかし、昆虫好きでも、知らないことばかりのはず。ぜひお買い求めください。

撤収

図書館でやっていた小さな昆虫展を撤収した。小規模ながらも好評で、博物館の良い宣伝にもなった。

今週末は釣りに行こうと思っていたが、台風が来ている・・・。運が悪い・・・。でもしっかり休むつもり。

来週末は東京だし、釣りは細石君と平日にどこかに行くしかないな・・・。

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ゴーヤーの中身

昨晩、糸島の志摩歴史資料館で行われる「すばらしい世界の蝶と蛾」の解説を書き終え、今朝、矢田先生に見ていただいて、それに挨拶文を加筆してお送りした。122箱のかなり大きな展示になる。

9月に入って早々にカタゾウムシの展示をするのだが、その標本撮影を8月14日までに終えなければならない。これも大変である。というのも、8月15日から某テレビ番組の取材でカンボジアに2週間近く行くからである。

自分の投稿論文の査読結果が2ヶ月前にminor revisionで戻って来たのだが、それも放置したまま。新しい論文にも取りかからなければならないけど、9月に入ってからになりそうだ。

やらなければならないことがあるとはいえ、かなり疲れがたまっているので、今週末はきっちり休む予定。灯火採集と釣りにでも行けたらいいな。天気が持ちますように。

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ところで、ゴーヤーは収穫時期が難しい。最大限大きくしようと思うと、いきなり黄色く熟してしまう。昨晩は半分黄色く熟したやつを収穫してみた。

中身は真っ赤で、果肉が甘くておいしい。i意外にも、外側はまだシャキシャキしていて、ゴーヤーチャンプルーにしたら普通においしかった。少し黄色いくらいなら、まだまだ食べられるようだ。

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(´・ω・`ミ)

水槽のヒレナマズの一種(クララ)Clarius sp.は意外に神経質で、水槽の環境が変わると絶食してしまう。目も悪くないようで、水槽に近づくとひっこんでしまう。そこがかわいい。

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ところで、今日は土用丑の日である。当ブログをご覧の方々で、激減中のウナギを食べるという不届き者はおられないと思うが、やっぱりウナギはおいしい。そこで代用として私が真っ先に思いつくのはこのヒレナマズである。東南アジア各地では重要な食用魚として養殖されているが、脂が乗っていて、身が柔らかく、臭みがなく、非常においしい魚である。きっと大型個体を蒲焼にしたら、ウナギに勝るとも劣らないものになるに違いない。日本でも(ウナギのように)温室を使えば、きっと容易に大量増殖できると思う。

日本は海に囲まれ、淡水魚を食べる文化が浅く、そのなかにあってウナギは例外中の例外といえるが、このナマズも一度食べれば誰もが気にいるものだと思う。

 

枝豆礼讃

最近、アメリカで枝豆が流行っているらしい。そういえば以前、アメリカ便の機内で、隣席にひたすら冷凍枝豆を食べているアメリカ人の女の子がいた。

私も枝豆が好きで、今年はたくさん作った。かなり配ったが、まだ食べきれないくらいある。

今晩のつまみに5本分ゆでた。だんだん熟してきて、一部は黄色くなって、種になりかかっている。こういう、食べられなくなる直前、熟してぷりぷりと太ったものほど甘くて美味しい。植えているのは茶豆で、収量が少ない高級品種である。香ばしくてとてもおいしい。普通には買えないものが食べられるのも家庭菜園の楽しみだ。

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裏山の昆虫 小松貴写真展

今日は小松君の写真展の設営を行った。クワガタが好きな星野君をアルバイトに雇った。早めに打ち出しておいたので、バックパネルを設置して、写真を打ちつけるだけ。

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今日はひさびさにゆっくり眠った。

ヒマワリはますます成長。見ていて気持ちが良い。

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ゴーヤーの棚はこんな感じ。次に雨がきたら倒れそうなので、補強しなくては。3本は多すぎた・・・。

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こんな立派なのがたくさん。

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おせちもいいけど

教え子の弘岡君のお母さんは、なにかにつけて気にかけてくれる。そのお母さんから昨晩メールがあり、ゴーヤーはカレーにいれると美味しいと教えていただいたので、早速作ってみた。

スーパーでアジの切り身が売っていたので、ムニエルにした。頂き物のカボスのドレッシングをかけたら、とても美味しくなった。

「外食をできるだけやめよう(そのお金で標本や本を買おう)」と決めて、毎日自炊しているが、なんだか体調が良い。

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今日の水槽

研究室の水槽。

こちらは60X45センチ水槽。Rasbora elegansTor sp.、Clarius sp.が入っている。Tor sp.は水質にうるさく、導入当初は絶食していたが、オオバヤシャブシの実を入れて弱酸性にしたら、とたんに元気になった。一昨日までネジレモを入れていたのだが、あっという間にTor sp.に食われてしまった。

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こちらは普通の60センチ水槽。Devario regina、Devario chrysotaeniatus、Rasbora paviana、Puntius binotatusが入っている。水流は強め。

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セミの標本教室

昨日に続き、今日はセミの標本教室で、8人の子供の参加があった。今回は、農学部院生のプロジェクト演習という単位と関連しており、学生が自主的に注意書きを制作したり、事前準備を行った。

まずは紙谷先生によるセミのお話し。子供向けの大変面白い話で、みんな一所懸命聞いていた。

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それからセミの採集に出掛ける。会場の近くに非常にたくさんおり、1時間弱で十分に採集することができた。学生たちは必要以上に長い網を振り回して、大人の威厳を見せつけていた。

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昼食前に紙谷先生から標本を作る意義に関するご講演。虫を殺すことに抵抗があるので、参加をやめたいという方が直前におり、そういう説明も必要だと学ばされた。ちょうど紙谷先生がスライドをお持ちで、大変助かった。

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昼食後、セミの標本作製を開始。米田君がビデオで手元を画面に映して説明している。

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倉橋君。

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有本君。

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城戸さん。

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倉橋君。

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柿添君。

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木村君。

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出来上がった標本。メラミンスポンジに糊パネを貼りつけて、簡易展翅板を作ったのだが、メラミンスポンジは軟らかく、子供が作業するのに最適だった。糊パネは展示作業の余りの再利用。

そこにペフ板を貼った透明スチロールケースを配り、乾いたらそれに移してもらうという方法をとった。

今日は8人の参加だったが、実は25人が定員だった。今日は市内でいろいろな行事があったり、夏休みの登校日だったりして、参加が少なかったのだが、展翅を子供に教えるのは結構大変で、8人で結果的に非常によかった。これで25人も参加者があったら、質の悪い標本ばかりになっていただろう。

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