短い一日
午後一番で椎木講堂へ展示の設営に出かけ、夕方大学に戻り、九州昆虫セミナーに出席。それから科研費やタイの調査関係の書類書き。
いよいよ増刷版が書店に並んだようだ。きれいな表紙。早く買ってくださった方はすみません。
チェコの標本商からヒゲブトオサムシの一括販売のお知らせ(以下の写真)。40万円くらい。もう1万部売れたら買おうかな。でもほとんど持っていて、欲しい種はごく一部。
秘密の部屋
朝来る途中、私のいる建物の下にこんなカギが落ちていた。古い建物なので、あり得ない話ではない。
ひたすら科研費の書類に頭を悩ませる。
「昆虫はすごい」が増刷ということで、全面帯になった。これを一皮剥くと光文社新書の普通の表紙になる。「きれいな虫の画像を急いて送ってください」と言われて、すぐに手元にあったのがこの展示中の写真。
茶坊主が絵の練習に来ている。
コガタノ
週末は台風の合間を縫って熊本へ魚とりに。3面護岸の水路でメダカを探していたら、コガタノゲンゴロウが複数見つかった。3面とは言っても、底には砂利が溜まっていて、水草も多く、ゲンゴロウに住み心地の良い感じになっていた。
少年よ我に帰れ
今日は朝から来客。テレビ収録の事前取材である。
午後から北海道の某企業の方々6名がお見えになり、某生物の保全の相談。
夕方から茶坊主が来て研究の続き。解剖している。
ガガイモがいくつか咲いている。
ツムギアリの餌にしようと思って、ムカシヨモギにいたセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシを採ってきたのだが、全然食べてくれなかった。よく見たらきれいなので、深度合成で撮影してみた。
大掃除の日
ダイコンの生育は順調。しばらくしたら間引く。今年は早く育てようと9月初めに蒔いたのだが、それが古い種で、ほとんど発芽しなかった。その後、新しい種を買って蒔いたので、結局昨年と同じ時期に蒔くことになってしまった。
茶坊主がコガネムシの形態のお勉強にやってきた。明日はテレビの取材で部屋をきれいにしないといけないので、指導の合間に部屋をひたすら掃除した。
高橋名人に頂いたカーネットトラップ(大型車載捕虫網)を確認。車の屋根に取り付けて、飛んでいる虫を捕まえるもの。来年の3月にマレーシアに持って行って、試そうと思っている。
空港パネル交換
昨日は大学で密かに栽培しているナスを収穫した。立派になっている。米ナスだけど、おいしいのだろうか。背景のミカン類はアゲハやナガサキアゲハに食われてかなり葉っぱがなくなってしまっている。
夜から空港のコンコースに展示しているパネルの交換に出かけた。今回は「福岡県の蝶7 アカタテハ」と「同8 ムラサキシジミ」。業者の方3人と合計4人で出かけ、ささっと10分ほどで交換と掃除を行った。
海へ行くつもりだった
一昨日は東大の斉藤先生(工学系の方)が来て、研究の打ち合わせと研究材料の採集に海に出かけた。前日は悪天で心配していたが、まぶしいほどの好天に恵まれた。目的のものは無事にたくさん採集できた。
志賀島の食堂で魚を食べて、ジョイフルでお話しし、研究室で虫を見ながら相談した。
↓まぶしさを再現した写真(単純に露出オーバーで失敗)
もりd
GINKGO
午後から再び山本君と吉田君に実験指導。ちょっとずつ上達している。
それから1時間ほどかけて、瀬戸さんと一緒に銀杏の果肉(果肉と言って良いのか知らないけど)を取った。そして今、廊下で乾かしている。廊下に銀杏の異臭が漂っている。明日誰かに怒られないか心配だ。明日までに消えることに期待。
それで早速食べてみた。小ぶりながら美味しい銀杏でした。
通常運転
ツムギアリは順調に働きアリが増えている。毎日バッタ類を与えている。マダラスズは軟らかくて人気。
学生の実験指導が続く。その合間に科研費の書類を書いたり、週明けに空港に掲示するパネルを作成したりした。巨大パネルで貼りつけに苦労した(1枚失敗してしまった)。
墾丁国家公園
比較的平穏な毎日が続いている。学会直後に海外に行かないというのは、良いかもしれない。今月の半ばに台湾に行くので、今日はその航空券を購入した。込み込みで38500円なので、沖縄に行くより安い。あとは現地の新幹線など。今回は墾丁国家公園という場所に許可をもらって、ゴミダマの益本さん、小松君、現地では藍先生という方のお世話で調査する。
このところお昼は事務の人たちとお弁当を食べている。その折にいろいろなことを聞くのだが、教員より大変な仕事をしているのに、事務の方々の待遇は本当に申し訳ない。私はできるだけ負担をかけないよう、些少な雑費は出張費(日当)から支出し、立て替え払い(手続きが大変で、少額では人件費的に赤字になることがそもそもの大問題)をしないように気を付けている。。
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ひさびさに数年前に開始したヒメサスライアリの雄の標本を見てみた。これだけで面白い課題なのだが、博士課程まで行く学生にやってもらうには少々規模が小さい。修士程度までで、徹底的に熱帯で調査して、まとまった成果を残したい、虫屋の学生がいたらやってほしい課題。とても面白いのである。そしてかっこいい。