断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中のバスに乗って伊都キャンパスへ向かう。昨日から「ビッグオレンジ」という食堂が開店したとのことで、そこで昼食を取った。700円のランチで煮込みハンバーグを食べたが、福岡の700円にしては物足りなかった(福岡は食べ物が安くておいしい)。それから比較社会文化研究科(比文)へ。バームクーヘンの一片のような建物である。この建物には本来、九大本部が入る予定で、5年後に別の場所に建物ができたときにまた比文は引っ越すとのこと。阿部先生との打ち合わせのあとに標本室をご案内いただく。白水標本などが入った「教員用標本室」のほか、タイプ用の耐火標本庫もある広い標本室があり、とても立派だった。バームクーヘン状の建物なので、各部屋が多少とも扇形をしている。ちょっと使いにくそうな気もするが、新しい部屋は快適そうだった。夕方のバスで箱崎へ帰る。

エクアドルのアリバチ。アリバチというのは地域色が強くて、旧北区から東南アジアにかけては、頭が黒、胸が赤、腹部が黒地に白い縞という、だいたい同じような色調のものが多い。チクリと刺すからか、それに似たカッコウムシ、ハナノミ、カミキリなどがいる。南米に行くと実に色彩豊かとなり、全身明るい赤のものや、非常に長い毛に覆われるものもいる。写真のものはかなり地味である。常に歩き回っていて、写真を撮るのが難しいが、上は一瞬止まったときに、下は落ち葉の隙間に伏せたときに撮影できた。
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