断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨日に続きタイのカオヤイの採集品。Pseudolasius属のアリの巣から採れたノミバエの一種Dicranopteron sp.。体長は2mm弱。下はその標本写真。共生率は低く、巣10個につき、1個体が見つかる程度だった。幼虫は巣の清掃者だが、巣の大きさが小さいためにノミバエの個体数が限られるのだろう。しかし、そんな資源を特異的に利用する好蟻性昆虫がいるというのが面白い。
小松撮影