断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「面白そうだ」と思って聞きに行った中瀬さんの発表で、わざわざ前の列に坐って眠ってしまった。つまならなかったわけではないですよ。
うちのすぐ近所で事件があり、朝からマスコミの人たちで通勤路がにぎわっていた。海辺のきれいな公園だが、たしかに平日はひっそりとしている。真相はこれからだろうが、それにしても福岡では凶悪な事件が目立つ。
10月21日に神奈川県博で開催される「第12回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会」で「台紙貼り昆虫標本の正しい作り方」と題した講演をさせていただくことになった。昆虫の大半は小型種なので、台紙張り標本というのは個体数の上でもっとも作る機会が多い。しかし、これをきちんと作る人というのは、意外なほどに少なく、「普通の標本」を見つけるだけで私は感動してしまう。非常に単純なものなのだが、どういうわけか自己流の人が多い。今回は標本作製に関して数人の演者が話すようで、博物館関係者の集まる会では意義のある企画だと思う。