断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中は教員会議。
昆虫学会へ向け、久々に実験を再開した。今日から4年生のボスレーとミッチ、ネパールのゴウリさんも実験を開始する。幸い、実験に慣れたイランのアリアナさんが彼らを指導してくれるとのことで、助かった。横から見ていると、教え方が学校の先生みたいでうまい。学校の先生といっても、いかにもイランの学校の先生のようだった(知らないけど)。
昼過ぎにユーザー感性学の学生さんが標本を見に来てくれた。展示をお手伝いしてくれるという。展示に関しては学生さんの手伝いがなかなか得られなかったし、しかも専門の学生さんなので、大変ありがたい。ツノゼミ展も宣伝してくれるとのこと。来年も密かに小規模で面白そうな昆虫展を考えているのだが、虫屋でない視点が欲しかったところだった。
今年の昆虫学会後にマレーシアに行くことにしたのだが、4年生と修士1年生も同行したいそうだ。タクトとミッチはパスポートを持っていないそうで、戸籍謄本を持って学生係で申込むように伝えた。
今年は非常にクモが多い。とくにジョロウグモで、官舎のあちこちに巣を張っている。階段の天井はクモの巣で埋め尽くされている。先月はじめから玄関いたクモが大きくなって、コガタコガネグモだとわかった。毎日の出迎えと見送りをしてくれる。子供のころに近所(都内)にいたコガネグモナガコガネグモばっかりだったので、こういうのが玄関にいると嬉しい。