断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

久しぶりにゆっくり眠るが、疲れが溜まっているようで、力が入らない。
午後から出勤し、雑用を片づけたり、論文を書きすすめた。ボスレーが標本を作りに来た。データベースの打ち込みに来た板谷君と日福飯店で夕飯を食べた。
ある必要に迫られて、これまでに自分が命名した分類群の数を数えてみた。結果、14属111種(亜種)だった。13年続けてこの数は少ないかもしれないが、私の専門分野では既知種の正体の不明だったものが多く、再記載にかなりの労力を割いているので仕方ないかもしれない。
https://sites.google.com/site/myrmekophilos/meimei
一番わかりやすい形での生物の多様性解明とは---そもそも多様性という言葉があまりにも漠然としているのだが、一般的な、漠然としたものとして---できるだけ多くの種の記載を行い、(さらにそれらを体系付け、だれもが参照できる形で紹介し、)各種の生活を明らかにすることだと私は思う。記載とその後の普及の部分は分類学者の貢献できるもっとも重要な仕事だろう。その点、もう少し効率的に、より多くの種を記載していかなければと思う。