断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日もバタバタ。
午後一番に昆虫学教室のゼミに出た。ゼミはこうであってほしいと思えた。
明日から出発。
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陸前高田市立博物館が津波にのまれ、職員の全員が亡くなり、同時に多くの資料が波と泥に洗われた。その後、岩手県立博物館の方々中心になって、がれきに埋まった標本の救済作業を進め、それらは全国の博物館に送られ、現在修復作業が行われている。標本の発掘と発送を行われた現地の方々の労力は並大抵のものではないだろう。また現在標本の修復を進められている方々にはごくろうさまとしか言いようがない。
北大総合博物館:http://www.museum.hokudai.ac.jp/ohara/rikuzen/index.html
千葉中央博物館:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/news/news20110531.htm
私はロンドンにおり、修復の名乗りをあげることができなかったが、来たところで場所も乾燥器もない当館で作業できるか厳しかったと思う。大原さんが「本業でお役に立てることが嬉しい」と昆虫学芸員のMLで言っていたが、きっとそうだろうと思う。また、作業写真を見る限り、標本の取捨選択も必要ではないかとも感じた(とくに未マウントの標本)。