断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

南米は擬態生物の楽園で、いろんな生き物が毒を持つ生き物に擬態しており、それは目を瞠るようなものばかりです。毒を持つ生き物の一つとしてアシナガバチがいますが、南米では種数も個体数も本当に多い。だからアシナガバチに擬態する昆虫も非常に多いのです。この昆虫は一見アシナガバチにしか見えません。しかし実は平和な昆虫の代表のような存在であるヨコバイなのです。思わず手でつかむのを躊躇してしまいそうな恐ろしげな姿をしています。翅まで開いちゃって、なりきっています。ほかにカノコガやツノゼミにもアシナガバチにそっくりなものがいました。