断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

いつも展示に協力してくれる奥村巴菜さんが来週から個展を開くというので、宣伝します。奥村さんのすごいところは、実物の昆虫の標本をじっくり観察したうえで作っている点です。昆虫が美術品になると、何か「自然でない」雰囲気を持つことが多いですが、奥村さんの作品は、現実には存在しない独創的な姿の虫でありながら、森の中においてもしっくりくるような、生きた表情を見せてくれます。写真のゾウムシも、胸の構造など、そこまでやらなくてもと思ってしまうほど、精緻に作られています。そういうこだわりが全体の自然な雰囲気を作り出しているのでしょう。関東近郊の方はぜひおいで下さい。会場にまゆ毛の太い女の子がいたら奥村さんです。(一昨日の飲み会の写真の奥の人。)

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今日から月曜まで小松君が滞在する。私の研究室に寝泊まりする予定。