断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝から、設置型の灯火採集器の回収に向かう。ついでに、自前の人糞を布にくるんで、森へ持って行き、糞虫を狙って設置することにした。
灯火採集器の成果は上々で、とても多くの虫が入っている。昨日も多かったアツバコガネに加え、マグソコガネが多い。前者は前2回は少なかったし、後者は前2回は来ていなかった。季節の変化が面白い。紫外線LEDもとてもよかった。虫の量は4Wの2/3程度だが、軽さと電池の持続時間(15時間以上)を考慮すると、蛍光灯は必要ないのではないかと思われた。市販品では懐中電灯型のものしかないので、今回はステンレス製の漏斗に光を反射させるように工夫して作成した。
紫外線のLEDはここのもの。http://item.rakuten.co.jp/auc-sws/uv-led375-03sb/



宿泊地に持ち帰り、液体中の虫を仕分ける。昨晩同様、微小な甲虫が少ないので、2時間程度で終わってしまった。昨日のFIT設置がかなりの重労働で、早くも疲れ果ててしまい、昼食後にしばし昼寝をする。
夕方から山を歩き回るが、さしたる成果はない。小松君は今回の主目的の一つを無事に果たした。一安心。
灯火採集器を設置し、夕食後に、また幕を張って、HIDを点灯後に山を歩き回る。
ビワハゴロモを見つけた。ビワハゴロモは大型のウンカの仲間で、木から汁を吸って、非常に甘いおしっこ(余分な糖分)を排泄する。夜よく見たら、ゴキブリがビワハゴロモおしっこを待っていた。

灯火には相変らす虫が多く、今日はケンランカマキリが変わったところだった。