ふと思い出した。子供の頃、当時住んでいた江戸川区西葛西の近所に「中島養魚場」という金魚を中心とした生き物の卸問屋があった。毎日のように行っていたので、値段もよく覚えている。小学生の頃なので、1980-1985年ごろの話である。
ゲンゴロウ 350円
クロゲンゴロウ 100円
ガムシ 100円
カブトムシ幼虫 70円(大型は100円)
カブトムシ成虫 オス300円、メス100円
ノコギリクワガタ 大型400円
ミヤマクワガタ 大型800円
トウキョウサンショウウオ 400円
イモリ 100円
シリケンイモリ 400円
トノサマガエル 150円
ちなみに、小さな和金は20円で、現在と大して変わらない。頂点眼や良い琉金の二歳魚などはだいたい400円だった。
いずれも割とポピュラーな虫を大量に仕入れていた様子で、デパートの屋上で5000円で売っていたタガメなどを見かけることはなかった。関東の虫と思われるものが多かったが、シリケンイモリやオカヤドカリは明らかに沖縄からのものなので、遠方からも仕入れていたようだ。問屋であるため特殊な符牒のような文字で金額が書いてあり、いちいち働いているおばさんに値段を聞いたものだった。