修行
困津君がアリヅカコオロギの解剖と描画の練習にきている。非常にまじめな様子。
鯉の巣
週末はうきは市の筑後川温泉に行ってきた。帰りに「鯉取り名人のまあしゃん」で有名な「鯉の巣」で食事をした。とても良い店だった。
「まあしゃん」に関する動画:
伝説の生き河童 鯉とりまあしゃん その1 - YouTube
公開展示
今年の公開展示「ふくおかをしあわせにするデザイン」が始まった。今年は松本さんの担当で、天神の市役所の1階(メイン)と天神駅(サテライト)で行っている。芸術工学部との共同(共催)展示で、同学部の研究内容の紹介がその内容だが、遊べる展示がたくさんあり、ぶらりと寄るにはとても良いものとなっている。また当館の展示としてはこれまでになくおしゃれで、周到。
文藝春秋
このごろは「昆虫はすごい」に関連する文章を少し書いてほしいという依頼を受けることが多い。そしてなんと文藝春秋からも依頼があり、「巻頭随筆」に3枚ほど書かせていただいた。こんな機会は一生なさそうなので、じっくりと直しながら書きたかったのだが、ちょうど忙しい時期で十分に時間をとれなかったのが心残りである。しかし良い記念になった。担当編集者の方には「こんな機会は一生ありませんので、ありがとうございました」とお礼を申し上げた。
このきっかけとなった新書もさらに増刷となった。最新の帯に光文社新書で年間売上第2位とあった。執筆を1年放置して、編集の方に「こんどこそ締め切りを守ってくださいよ」と困った顔で念を押されたと前に書いたが、結果的にその方の顔を立てられたのも嬉しい。
大掃除
今日は朝から学生総出で実験室の大掃除をした。本格的な掃除は久々で、床にワックスを塗ったりもした。
自分の実験もひと段落し、山本君と高田さんの実験指導を再開した。二人とも、何とかなるだろう。山本君は実験量が半端ではない壮大な計画なので、あと2年ほどは実験漬けになるだろう。
新しいドイツ箱用の展示ケースを発注し、それが納品された。脚が取り外せて、しかも発送できる(160センチ以内)という設計にした。安定感もよく、気に入っている。来年の夏に千葉でやるカタゾウムシ展で使っていただく予定。
実験ほぼ終了
実験がほぼ終了し、共著者に配列を全部送った。1種、1シーケンスだけPCRで増えないものがあって、そのためだけにプライマーを注文してみた。
淡々と
金尾君の博士論文仮提出が10日に終わった。しかしこれからさらに訂正を加えなければならない。山場は年明け早々あたりか。
私は淡々と実験を続けている。18種分の合計90シーケンスがようやく終わりに近づいた。残すところ3シーケンスのみ。1種の1領域はPCRが全然増えないので、少し困っている。
今日は坦々麺を作ってみた。甜麺醤と豆板醤と生姜を炒め、そこに細かく刻んだ豚肉を加え、酒とみりんで味を調えて、肉みそを作る。そこに鳥ガラスープとすりごまをたっぷり加え、野菜をぶっこんで、汁と具の完成。こないだこれで鍋をしたらおいしかった。
クサアリ指南
大阪教育大の乾先生の教え子の政田君が卒論完成に向けてクサアリの同定を習いにやってきた。クサアリの種同定は日本のアリのなかでも最難関であるが、慣れると案外できる。と思っていたが、決定的な形質を教えても、やはり初めての人には難しいようだ。いつかクサアリの絵とき検索を作らなければと思っているが、どう作るかが悩みどころで、主要な形質を複数立てて、2通りくらいの検索表を作るのが確実ではないかと思っている。
Termitodonia
また新しい論文が出たので、お知らせ。これまでジャワ島産の一種のみが知られていた好白蟻性のTermitodonia属を再記載し、タイとジャワ島から2種を追加した。これも10年くらい前からやろうと思って放置しておいた仕事で、ようやく陽の目を見た。好白蟻性種としては大型でかっこいいハネカクシ。
Maruyama, M., Kanao, T., 2014. Taxonomy of the termitophilous genus Termitodonia Cameron (Coleoptera: Staphylinidae: Aleocharinae). Koleopterologische Rundschau, 84: 193-200.
21位記念
アマゾンを見たら今日は書籍全体で21位になっていた。
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不思議に思っていたら、日経新聞に広告が出ていたようだ。光文社も広告にお金を使ってくださっているようだ。