断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

Howden氏からの別刷り

 Henry Howden氏というカナダのコガネムシ研究の大家に年末に別刷りを請求し、そのついでに好蟻性・好白蟻性コガネムシの交換をお願いしたら、両方の願いとも快諾してくださった。

 今日はその別刷りが届いた。2つの小包に分かれて届き、ほとんどが複写ではない別刷りの原本である。そしてなによりも、請求したものすべてを送ってくださったのは嬉しかった。

 研究者によっては、もう残りが無いといって請求したなかのごく一部しか送ってくれない人もいる(多い)が、本当は複写してでもすべて送るべきではないだろうか。また、論文の図によっては(とくに電顕写真では)、複写では図がつぶれてしまうので、もともと多めに別刷りを刷っておくことも研究者は考えておきたい。

 また請求者は、漠然と趣味的に全別刷りを請求するのではなく、その用途を相手に伝える必要があると思う。時間とお金を使って別刷りを送る相手のことを考えたい。