断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は大学での「昆虫の多様性」という集中講義の1回目だった。1回2限(3時間)を3回やる予定。先週末からはこの準備に追われた。といっても雑用の合間だが。今回は節足動物の由来から昆虫の誕生、昆虫の一般形態学と形態進化、それと昔の発表を流用し、昆虫の種を見分ける方法を紹介した。

細胞生物の宮地先生のご紹介のあと、講義を始めた。履修者は3,4年生で、講義中は終始静かで、非常にやりやすかった。勘違いでなければ、反応も悪くなかった気がした。しかし、4限と5限ということもあり、最後のほうにはノートを取りながら、ウトウトしている人もちらほらだった。自分の学生時代を思い返すと、たしかに5限ともなると辛かったなぁ。

そのあと、トカゲの長谷川雅美さんの部屋へ行き、笑顔で「やっと会えたね!」と言われ、近所へ食事に行くことになった。帰京以来、顔を出す顔を出すといって、こちらの忙しさで叶わずにいた。相変わらず温かい雰囲気の方で、名残り惜しく思いながら帰宅した。


ANeTに来ていた優雅で上品な感じのイラン人のご夫妻から、期間中の写真が送られてきた。アリの研究者に挟まれて個人的に嬉しい写真もあった。そう、今回はこのイラン人の研究者も来ていて、イランのアリ相に関する発表をされていた。不毛の荒野ばかりかと思っていたら、北部には鬱蒼とした深い森林もあり、未調査の地域も多くあるという。砂漠のアリも面白そうだし、イランに行ってみたくなった。

送ってもらった写真には、Gombakの採集会の様子も多数あって、再びGombakが恋しくなってしまった。半年くらい住んで、毎日のんびりと虫を採りたいなぁ・・・。せめて半月・・・。