断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝6時に起きたら日差しがまぶしかったが、天気予報では雨だった。それを聞いたとたんに曇りだし、金魚に餌をやろうとしたら雨が降ってきた。しかし、8時に家を出るときにはやんでおり、折り畳み傘をバッグに入れた。

今日はつくばで生物資源研の秋野さん、森林総研の濱口さんと升屋さんと打ち合わせだった。9時半に牛久駅に着き、周囲をブラブラしたのち合流、駅の近くのスーパーの喫茶店へ入った。

実は濱口さんも升屋さんも、お初にお目にかかる。この4人共同でケアリについて調べようということになり、今日の打ち合わせはそのための集まりだった。

喫茶店で蟻の話しをし、そのあと近くの雑木林へクサアリの巣を見に行く。想像を絶するものがいて驚く。ツチノコではない。その後、生物資源研の近くのレストランで昼食を食べ、蟻の話しをし、こんどは生物資源研内にあるクサアリとトゲアリの巣を見に行く。そして巣を見ながら蟻の話しをし、次に森林総研内の巣を見に行く。ここでも想像を絶するものを拾って喜ぶ。100万円を拾ったわけではない。濱口さんのいるラボで同定などし、再び蟻の話しをした。研究の計画やらアイデアの話しであっと言うに夕方の18時近くになっていた。長期的な計画になりそうだが、上手く住み分けつつ、協力しつつ、今後の研究を進めていくことになった。なお、想像を絶するものとは珍しいアリである。ごめんなさい。

研究の世界と言うのは不思議なもので、なぜか他の人とやることが同調しやすい。今回、数年後にやろうかな、と私が漠然思っていたようなことを濱口さんと升屋さんが考えていた。いまだからこそ様々な技術な応用出来る材料ではあるが、古くから知られていたにもかかわらず誰も手をつけていなかった材料でもある。また、自分が一度やってみて失敗したことだったので、非常にありがたいし、とても勉強になりそうだ。だいたい、話をしていて、同じ材料を対象とするにしても、皆さん切り口が違うので、すごく新鮮だった。これからの研究がもっと楽しみになった。

20時近くに上野に着き、山下口にある「一蘭」というラーメン屋へ行った。すごく不思議な店で、カウンター一人分一人分が板で仕切られている。ゆっくりと味わうための工夫だそうだ。しかし、仕切りの中が非常に暗く、食べようと顔をドンブリへ近づけると、ラーメンが見えなくなる。とにかく良いんだか悪いんだか。少なくとも異常な神経質さを感じたし、無用な気遣いに思えた。狭いカウンターの隣に人がいたって、それも多生の縁というものではないか。

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