断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨夜は0時半にカワラケアリの羽アリを採りに行った。駅から住宅地へ抜ける公園に巣がある。ちょうど終電の人たちが駅から歩いてくるところで、その群れが帰るのをまずは待つ。人が少なくなったところで、電灯をつけると、やっぱりたくさんの羽アリが巣の口に出ていた。メスアリを50匹くらい吸って、今日は帰ることにする。木村カエラのラジオがあるからだ。採集中も多くの人がそばを通り過ぎたが、さすが東京人だけあって、誰も何も言ってこない。

今日は朝から晴天だった・・・。山形でも晴れてくれれば、もっとやりやすかったのに。ヒマワリはますます元気になり、2.5メートルを超え、かなりの株で花が開き始めた。

晴れたので先日の国分寺のアメイロケアリの巣が気になり、朝から行ってみた。しかし、羽アリが飛び出すのはまだまだ先といった感じで、もう少し様子を見る必要がありそうだ。これから晴れの日が続くようだが、こうなると羽アリの出る日を読みにくくなってしまう。そこで雄の精巣を解剖してみたところ、全くの未成熟で、当分先であることがわかった。前回雄を採集したときに見ておけばよかった。こういうところが抜けている。

今日も科博で雑用に終始。出張で疲れ気味だったので、21時に帰宅した。この頃はアオドウガネが増え始め、あちこちで踏まれているのを見る。このアオドウガネも東京で普通に見られるようになったのはここ数年のことである。昔、九大に行ったとき、キャンパスにたくさんいるので、喜んで採集したくらいだ。最近都内で増えた大型昆虫ベストスリー:1位ミンミンゼミ・2位アオドウガネ・3位カナブン。ちなみにまだセミは鳴いていない。

写真はカワラケアリの羽アリ羽出の茶色い土盛り。夜中になるとそれぞれの土盛りに羽アリが並んでいる。

クリックをおねがいします!
  ↓